まきあっと先生「スランプから抜け出すカジュアル風イラスト秘訣ノート」(全100講 49時間 12分)を購入したので消化していく。今回はchapter88_状況で第一印象を作る。
主に人体ドローイングの作品はそのままアップしていることが多いが、それ以外のノート等には一応モザイクをかけている。というのも、「作品」はアップしていいよとcoloso規約*に書いてあるが、それ以外については書いていないからだ。深読みしすぎかもしれないが、「作品以外については」アップするなと読むこともできる。つまりそこら辺はグレーゾーンなので深く立ち入ることはしない。モザイクをかけたノートに意味があるのかは分からないが、どちらかというと私自身の寝落ち防止&モチベ維持の意味が大きい。その点はご容赦いただきたい。
*各講座の講座資料「講座資料、提供ファイルの取扱について.pdf」より
また講座を受講する順番はsection1→section4→section5→section6→section2→section3→section10→section9→section8→section7を予定している。※section11(93章から100章)のみ各sectionが終わったタイミングで都度、受講する。飛び飛びになるがご容赦頂きたい。
後はあまり詳しく書くとなんか言われそうなので以下メモ書き程度。
前回紹介した第一印象を作る5つの要素のうち1番目。結論を言うとこの段階は絵を描く前に何を書くのか、どうすれば効率的にイメージができるのかを考えることだ。アイデアが浮かんだ段階、描くものがないのに描くものを作っていく段階ということもできる。
①絵のテーマは簡潔でなければならない。絵にあまりの内容を盛り込もうとすると破綻する。具体的には本当にひとつの文章で整理できるほどの内容にするべきだ。特に一番落としやすいのは時間の概念だ。例えばAがBという友達にプレゼントをあげるシーン。Aから与える瞬間を描くのか、Bがすでに受け取ってそれを確認するシーンなのか。例外として横に長いキャンパスを用いて視線が左から右に移る過程で若干の時間を演出することはできる。
②また視覚的に表現しなければならない。絵のテーマはインパクトが必要だ。AからBに渡したという説明、情報伝達では魅力的な絵にならない。例えばAがBにプレゼントを上げたという状況でも単純に描写されているのではなく特別なアングルから写していたり表情が見えたりすると違ってくる。Cさんが憂鬱だとしても憂鬱というのは視覚的にどのように表現できるのか。自分がテーマを決めた時にそれを視覚的に表現する事を考えよう。
③感覚ではなく正確なイメージ像を描こう。AがBにプレゼントを上げたというシチュエーション。Bが本当に幸せそうにしているとしよう。幸せそうな表情を描いてOKとはならない。そのような推測はすべて感覚だからだ。それはただBの感情だ。Bがどの表情で、どのようなポーズをしていてプレゼントを持っている指の形、周りの背景との溶け込み方、それらがすべてイメージできてこそ本物なのだ。あるいはとてもキラキラしたガラスを描きたい場合。それがどのような原理でキラキラしているのか、明度対比がどのように構成されているのか、粒の大きさ等が浮かび上がる必要がある。100%は難しいかもしれないが70%程度はイメージできなければならない。それが視覚的情報、イメージなのだ。そのようなものが感覚だけで描いてしまえば良いと思ってはいけない。ところで筆が乗ってすらすら~と上手く描けるときがあるかもしれない。そのようなときは像が正確な場合が多い。キャラクターを描いている時、見た目をどの様に描写するのかディティールな部分まで行ったり来たりしながら調整する。それほど細かくイメージすることが大切なのだ。写真を参考にして感覚だけで持っているイメージを具体化させていこう。
④これら3つのプロセスを経て視覚的にインパクトを引き出すために、重要なポイントを明確にしよう。プレゼントの例で言えばプレゼントを強調して大きくするのか、背景に対する演出などを変えるか。どのようなものを最初に見せるのかを決めよう。いくつかコツを教える。もしプレゼントを一番に強調するとしよう。しかしそれよりもキャラクターの顔に目が行く人が一定数いることを知っておいてほしい。人はある視覚的情報を見る時無意識に追うものとして人の顔がある。これは人間である以上仕方のないことだ。もう一つは文字情報だ。これも本能的に視線が行く。最後に周辺視野だ。見えないところも主題部を構成するものとして認識される。
実演。ラフが1枚ある。海辺で横になっている女性を描きたい。この絵で見せたいテーマは透明感だ。光が透明な物体を突き抜けてきらめいている形を描きたい。これを文章で表現するのは難しいが、光が服や水を突き抜けて散乱したりする様を演出したい。背景に鳥や草を描きたいがメインのテーマが変わってしまってはいけない、なので邪魔しない範囲で描かなければならない。このように情報が埋没しないように、常に自分に問いかけながら描いていこう。
絵を描く前の発想の話。今回はとても勉強になった回だった。今までの自分の作品はテーマというものをはっきり決めておらず、とりあえず「◯◯について描いてみようかな」程度で深く考えたことが無かった。絵のテーマを具体化するだけでも仕上がる作品のレベルは違うし、プロの人達は当然のようにその事を考えている。正確なイメージを構築するために沢山時間をかけて調べていかないことも分かってきた。思っていた以上にプロ絵師の方たちは完成したイメージを具体化させて持っている。
今回も手。ちょっと手の描き方がこんがらがってきたので以前のMmmmonexx先生のyoutubeの復習。時間が無かったので5分くらいしかできなかった。動画内では手の甲→指の付け根→指の関節→親指→細部の順番で描いている。まきあっと先生も同じやり方だった。これからはこのやり方を徹底していくことにする。

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