【Coloso練習帳】まきあっと_chapter95

まきあっと先生「スランプから抜け出すカジュアル風イラスト秘訣ノート」(全100講 49時間 12分)を購入したので消化していく。今回はchapter95_実力が伸びない時。

主に人体ドローイングの作品はそのままアップしていることが多いが、それ以外のノート等には一応モザイクをかけている。というのも、「作品」はアップしていいよとcoloso規約*に書いてあるが、それ以外については書いていないからだ。深読みしすぎかもしれないが、「作品以外については」アップするなと読むこともできる。つまりそこら辺はグレーゾーンなので深く立ち入ることはしない。モザイクをかけたノートに意味があるのかは分からないが、どちらかというと私自身の寝落ち防止&モチベ維持の意味が大きい。その点はご容赦いただきたい。

*各講座の講座資料「講座資料、提供ファイルの取扱について.pdf」より

また講座を受講する順番はsection1→section4→section5→section6→section2→section3を予定している。※section11(93章から100章)のみ各sectionが終わったタイミングで都度、受講する。飛び飛びになるがご容赦頂きたい。

後はあまり詳しく書くとなんか言われそうなので以下メモ書き程度。


絵の実力がこれ以上伸びないと感じた時どのような事を確認するべきか。大前提として練習量が足りていない場合を除く。定期的に何枚も書いているが、これ以上実力が伸びないで長期化している場合はこれから話す事を確認してほしい。

①成長曲線の鈍化は自然なことだ。縦軸に能力、横軸に時間をとった平面図を考えよう。上に凸の曲線となり、徐々に成長曲線は緩やかになっていく。皆さんが絵を勉強して最初の頃は画力がどんどん急速に成長していく。ところが中間程度になると緩やかになり、プロ級になるとほとんど伸びなくなる。自分の実力が熟してきたのに以前と比べて成長が遅くなっていると感じる場合は、それが自然なことなのだと自覚しよう。後半ほど成長する面白さはなくなり、どのような絵を描いていくかについて別の概念からアプローチしていかなければならない。成長速度が鈍化した時にやっていけないのは、自分の絵のスタイルをむやみに変えようとすることだ。それまで半実写だったのに急に美少女の絵を描き始めたりすることは一から勉強し直すのと同じだ。

②自分の絵の学び方が理論を中心に組み上げているのか、感覚を中心に組み上げているのかを理解しよう。本来の絵は理論――分析と感覚、センス――視覚と分析の両方が揃っていなければならない。この2つが調和してより良い絵ができあがる。しかし理論を中心にした人は言葉通り分析しかしておらず、感覚を中心に描く人は目とフィーリングを信じて描いてきた人だ。理論を中心に勉強してきた人は形そのものに集中して描く訓練をしよう。反対に感覚だけで描いてきた人は理論を勉強する必要がある。双方からアプローチすることによってシナジー効果を得ることが出来る。

③新しい理論を取り入れる時。例えば筋肉についての新しい知識が自分の絵に反映させられるのか。それはやってみないと分からない。最初は線画を描いて色を塗ってみる。その過程で絵のクオリティが一時的に下がるだろう。それは正常なことだ。絵の成長曲線は短い期間で見ると上がったり下がったりしている。長期的には成長曲線は上がっていくので我慢しよう。

④初心を忘れてしまった時。集中できなくて気力がない時。実力よりも集中力と根気のほうが影響する場合もある。一生懸命資料を探して参考にして絞り出そうと努力して時間を描け続けてみると、自分の実力を何倍にも引き上げることができる。高いクオリティの絵には集中力と根気が要求されるのだ。しかし力が身についてくるとテレビやドラマを見ながら描いたりすることもあるだろう。すると集中力が低下し始める。絵のクオリティが下がり、さらに集中力がなくなる…という悪循環に陥る場合がある。これはプロの人でも同じだ。皆さんがいくら一生懸命、勉強して練習しても集中力と気力を無くしたらクオリティが下がるように出来ているのだ。

⑤ストレスについて。私達は絵を描く時膨大な情報を処理している。色はこのカラーを使って、この距離はこれくらいで…という風に。絵を描くという行為は思いの外とてもエネルギーを消費するのだ。自分は絵を描く時ストレスを感じていないと思われるかもしれない。しかし無意識のうちに脳が膨大な情報を処理している。絵を描く時に情報が不思議と頭に入ってこなくて手が動かないならばストレスが原因の可能性がある。ストレスが生じる理由は様々だ。外部的要因つまり周辺の人間関係など。あるいは長い間同じ姿勢で体の筋肉が硬直していないだろうか。この状態で無理に描こうとせず、その要因の解消に努めるのも一つの選択肢だ。


成長曲線の鈍化は全ての物事について共通の悩みだ。一次関数のグラフのように成長し続けられたらどれだけ素晴らしいことだろうか。スポーツにしても絵にしても勉強にしても最初は学ぶべき知識が膨大でそれを取り込むだけでひたすら楽しい。しかしある時点を通過すると次第に学ぶ楽しみが薄れていき、つまらなくなってしまう。これは個人的な問題だと悩んだ時期があったが、皆の共通の悩みと分かった時にかなり安心できた。いつかそこを乗り越えた先にしか見えない景色があると信じている。そして個人的に特に顕著なのは③だ。なにか新しい物事を実践する時に今までのクオリティが維持できなくなり挑戦するのが億劫になってしまう。それでは成長自体を止めることになってしまう。恐れずにたくさんの知識を吸収していきたい。次からは人体編section2→3に進む。

面クロッキー1時間。今回もMark先生の動画を復習しながらの模写。ここまで練習してきた感覚の話になるが、面クロッキーで重用なのは正確に対象の濃淡を表現するより(それも大切だが)、「どのように嘘をついて表現できるか」が大切な気がする。例えば顔は球体だが、実際に写真でそうは見えなくても、光源の反対側を暗くして段々明るく面として区切ったほうが作品としてはキレイな球体になる。色使いについても同様で、写真では真っ暗な箇所でもMark先生は灰色を使ったりしている。つまり写真の模写としては不正解だがデフォルメをいれた作品の表現としてはそちらのほうが正解なのだ。Mark先生と自分のドローイングを比較してそのような学びを得た。ここに来てソジ先生の言っていた事とMark先生の言っていたことが結びついてきた気がする。

2025-05-29|
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