まきあっと先生「スランプから抜け出すカジュアル風イラスト秘訣ノート」(全100講 49時間 12分)を購入したので消化していく。今回はchapter15_人体解剖学の必須要素。
主に人体ドローイングの作品はそのままアップしていることが多いが、それ以外のノート等には一応モザイクをかけている。というのも、「作品」はアップしていいよとcoloso規約*に書いてあるが、それ以外については書いていないからだ。深読みしすぎかもしれないが、「作品以外については」アップするなと読むこともできる。つまりそこら辺はグレーゾーンなので深く立ち入ることはしない。モザイクをかけたノートに意味があるのかは分からないが、どちらかというと私自身の寝落ち防止&モチベ維持の意味が大きい。その点はご容赦いただきたい。
*各講座の講座資料「講座資料、提供ファイルの取扱について.pdf」より
また講座を受講する順番はsection1→section4→section5→section6→section2→section3を予定している。※section11(93章から100章)のみ各sectionが終わったタイミングで都度、受講する。飛び飛びになるがご容赦頂きたい。
後はあまり詳しく書くとなんか言われそうなので以下メモ書き程度。
人体解剖学を学ぶ前に確認しておくことがある。どうして皆さんは解剖学を学ぶのか。その理由として人体の比率が上手く取れなくなることがある。人体が捻れているように見えて作画崩壊を起こしてしまい、そのための対策として解剖学の知識を得ようとするだろう。しかし残念ながら解剖学と作画崩壊は関連性が低い。なぜなら人体解剖学は筋肉の知識がメインだからだ。実際は筋肉を間違って描いたとしてもほとんどの人は分からない。人体解剖学の専門知識がある人は絵がおかしいと指摘できるが一般人には判断できない。人によって体型は様々で、皆さんが日常生活で他人を見た時にそれぞれの筋肉のつき方の違いで根本的に違和感を感じたりすることはほとんどないだろう。それではいつ違和感を感じるのか。骨が間違っていると違和感を感じる。骨には一定の規則性があるからだ。そして骨がおかしいことは絵を学んでいない人でも気がつく。つまり骨の位置、関節の位置と可動域を間違っていると途端に多くの人に違和感を与えてしまうのだ。それによってポーズがぎこちなく見え、キャラクターの具合が悪そうな印象を与える。
これに対するアンサーは人体ドローイングだ。人体ドローイングは骨格の基本的な比例であったり、関節の位置、形態を学ぶ。人体解剖学を学ぶ前に骨を勉強しなければ筋肉をどこにつけるかも分からない。多くの人は骨を勉強せずに筋肉について勉強したがるが、しかしこの話を聞けば人体解剖学(筋肉)よりも骨について優先して学ぶべき理由がわかるだろう。このsectionでは簡単な人体の骨組みを解説した後に簡単な筋肉の解説をする。本当は頭からつま先まで全ての筋肉を解説したいのだが、既に人体解剖学の講座は他に良いものがあるのでそちらに任せる。
骨について本格的に学ぶ前に良い例と悪い例を見せよう。①骨の勉強をしないと例えば鎖骨のラインなど体の表面に出る重用な骨を見失ってしまう。鎖骨は多くの人にとって忘れない位置にあるが、このような骨を無意識に見逃してしまうようになる。②体の軸がなくなる。骨が無いことで筋肉が唐突に平らになったり、難しい角度が描けずに立体感が無くなる場合が出てくる。③筋肉の始まりと終わりが覚えられない。例えば三角筋だ。肩を覆っている重用な筋肉だが、鎖骨の内側から始まって肩甲骨までピッタリくっついている。筋肉だけを覚えると単体のボリュームが過剰に出てたり体を動かした時に可動域がわからないため応用が効かなくなる。直立不動の位置で筋肉を覚えていてもそれ以外のポーズが描けなくなるのだ。従って筋肉の始まりと終わりを正確に覚えていないと筋肉を覚える意味は無いだろう。
本格的に骨について見ていこう。骨組みはランドマークを最初に覚えよう。ランドマークとは体の表面に出る骨、例えば鎖骨などのことを言う。ランドマークを覚えなければならない理由は人体を見た時、中にある骨が見えるからだ。ランドマークを正確に書くことで立体感が伝わるようになる。骨がどのように収まっているか、視聴者に対して私は知っていますということをアピールできる。またそこを起点にして内側にある骨を推測して整理していくことができる。それによって体の動きをつけることも容易になるだろう。画面にある正面・横・後ろの人形(5等身美少女体型)があるが、重用なランドマークを言っていくので覚えてほしい。
①胸骨。肋骨が収まっている中心部分。胸がはち切れそうだという時に、胸を叩く部分が胸骨。指2本ほどのスペースがある。この骨の位置を知ることで残りの肋骨を埋めていけば良いことになる。②鎖骨。胸骨から出て胸の真上に出る。鎖骨が肉に埋もれているだけで本来は長い。③上腕骨。先程説明した三角筋が発達していると目立たないがそうでない場合は表面に出る。④肋骨の下。この部分は体を捻ったりするとよく見える。ここの終点から腰が始まる。後ろ側から⑤脊椎。生物にとって最も重用な箇所だ。最後部に尾骨がある。⑥肩甲骨。肩甲骨をよく見ると凸凹した部分がある。これは上から筋肉がつくからだ。よく見ると上部に鎖骨がある。この時重用な骨は肩峰で鎖骨とのつなぎ目だ。正面に戻り⑦骨盤。骨盤は複雑な形をしている。最も重用なのは翼の部分(腸骨)だ。名前は覚えなくても良いが、この上の部分が体の表面に見える。この端の部分(腸骨棘)がランドマークとなる。ズボンを履くと高い確率で腸骨棘に引っかかる。⑧恥骨。恥骨は鼠径部の前方にある。⑨大転子。太もも外側のポコっと突き出た部分。⑩肘と尺骨。これは小指側の骨だ。⑪膝蓋骨。これは膝の骨だ。⑫脛骨。(弁慶の泣き所と言われる箇所だ)。格闘技をする時狙ったりもする。ランドマークは基本であるから是非覚えてほしい。
まきあっと先生のこの章は人体解剖学を勉強する前に聞きたかった。以前ソンム1を受講した時に、講座での人体解剖学(簡易版)は当時の私にはとても難しかったからだ。今ならその原因が私自身のドローイング能力の低さと、骨についての知識が皆無だった為だと分かる。当初は体が捻れて上手く描けない→筋肉を覚えよう!という理由でまさしく人体解剖学に走ったのだが、想像以上に難しくて後悔した。まきあっと先生の言うように初心者ほど、骨の知識>筋肉の知識なので人体ドローイングを優先するべきだろう。でも人体ドローイングってつまらないんだよなぁ…。ラッキ先生の講座の時に書いたが、ひたすら人体ドローイングをしているとつまらくて絵を描くのが辛くなってくるのがデメリットだ。そのような意味でまず最初に足がかりとして、ボーンランドマークから始めるのは賢い選択かもしれない。
面クロッキー。今後の練習はどうしようか悩んでいるが、面クロッキーやって楽しいので、面クロッキーだけでなく線クロッキーも含む2周目としてMark先生の講座を頭から復習するかも。

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