【Coloso練習帳】まきあっと_chapter54

まきあっと先生「スランプから抜け出すカジュアル風イラスト秘訣ノート」(全100講 49時間 12分)を購入したので消化していく。今回はchapter54_シワ。

主に人体ドローイングの作品はそのままアップしていることが多いが、それ以外のノート等には一応モザイクをかけている。というのも、「作品」はアップしていいよとcoloso規約*に書いてあるが、それ以外については書いていないからだ。深読みしすぎかもしれないが、「作品以外については」アップするなと読むこともできる。つまりそこら辺はグレーゾーンなので深く立ち入ることはしない。モザイクをかけたノートに意味があるのかは分からないが、どちらかというと私自身の寝落ち防止&モチベ維持の意味が大きい。その点はご容赦いただきたい。

*各講座の講座資料「講座資料、提供ファイルの取扱について.pdf」より

また講座を受講する順番はsection1⇢section4⇢section5→section6を予定している。※section11(93章から100章)のみ各sectionが終わったタイミングで都度、受講する。飛び飛びになるがご容赦頂きたい。

後はあまり詳しく書くとなんか言われそうなので以下メモ書き程度。


私(まきあっと先生)が長い講師生活の中で最も多く受けた質問の一つは「服のシワの描き方」についてだ。その質問に答えるとすれば、服のシワを上手に描くためには、立体を描く能力の向上が大事という解答になる。どうすれば影が入るか、どうすれば球体を丸く見せられるか、盛り上がるか。服のシワが難しいことの大半は立体に影をいれることが難しい為に起こる。なのである日突然、服のシワがうまくなることはない。立体感覚の向上を優先しよう。しかし基本的な理論を知ることは大事なのでそれを紹介する。

シワの理論は力点さえ覚えれば大丈夫だ。力点とは、言葉通り力が加えられる点のことだ。布がある。指先や糸で布が引っ張られる。力がかかる部分が力点だ。両手で布を持つと力点が複数できるが、力点と力点は繋がるという性質がある。するとそれぞれをつなぐシワができる。また別の概念として重力がある。力点がこれ以上作用しないときは重力に向かって引っ張られる。

洗濯物を干したような場合。物干し竿から半分程度下から重力がかかっている。上面は反発力を持っている。すると力点が生まれ、重力と繋がるように線ができる。このように力点と力点、力点と重力は連結されると覚えておくとほとんどのことは解釈できる。例えば服があり肘の部分が曲がっている。ここが力点であることがわかる。ここから伸びるシワは重力に向かって落ち、丸く包み込む形のシワができる。そして他の部分も包み込むように作用していく。また脇腹の部分だが、布が折り重なり引っ張られ、結果として力点になる。すると力点同士は引っ張り合うので、肘から伸ばされてシワができる。一方できつい服の場合。全体的に力が作用して包みこまれるようなシワが生じる。そこからさらに曲がるなどすれば、更に細かいシワが生じる。このような理論を知っていれば、布の形を見た時に力点を把握してどこにシワが生じるか予測を立てやすい。

写真の解説とシワの実演。左右の服はそれぞれ布の厚みが違う。左のほうが薄い。布が薄い場合はシワが細かくなる。ウェーブも高くない。右側の厚手の布は全体的に服のシワが大きくなる。シワは大きいが数は多くない。このように素材や形状、ポーズによってシワの傾向が異なるのである程度知っておくと良い。よくある間違いは、厚い服を着ているのに密度を高めようとしてシワを増やしてしまうことだ。

本格的に写真を見ていこう。Tシャツ。全てのトップスに言えることだが、肩にかかる上面が力点になり下に向かってシワが発生する。ところが腋の下の部分も、腕が押している力や折れている理由で力点になる。そのため肩から腋を覆うようにシワが発生する。手をおろしている時は内側からも押している力が発生する。このような原理でシワができる。横から見ると腰の部分にもシワができる。女性の場合は胸があるので、胸の部分が力点になる。脇から胸に繋がるシワができる。胸の方に繋がるシワが肩にもかかる。服のシワに関しては方向性を考えたほうが良い。

Yシャツ。Yシャツは生地が薄いのでシワが生じやすい。また癖ができやすい。その他にも基本的なことを確認しよう。肩のほうから腕を包むようにシワが生じる。そして腋や腕を内側に包む流れがある。内側に比べると外側はおとなしい。肘周りにもシワが溜まって、肩と腰をつなぐシワができる。首の後ろも力点になりうる点に注意だ。首と肩、首と腰をつなぐシワが多い。またあらかじめ作られたシワ(腕と肩のつなぎ目)がある。このような箇所は覚えておこう。肩上部の後ろとのつなぎ目も知っておくべきだ。

スーツ。スーツは独特な形をしている。布自体が硬い。制服なども同様。シワになりにくいという特徴がある。スーツのシワは決まった場所にしかできない。特に肩はあからさまに空中に浮いている状態なのでシワができない。スーツを描くときにミスしてしまうのはTシャツのようにシワを描いてしまうことだ。スーツに関しては別途シワを覚えるべきだ。基本はシワはできないが、動きが変わった途端深いシワが生じる。画面右上、前に押し出した腕にはシワがたくさん生じている。また腕を折り曲げると腕の部分だけに包み込むようなシワができる。

スカートやワンピースにも種類がある。ここでは紹介しないが各々チェックしておこう。ただし最初に言ったようにシワの上達には立体感の向上が必要不可欠なので忘れないでほしい。


シワは絵を始めた初期の頃から悩んでいることの一つだ。ソンム先生は素材や形状によってシワが生じるパターンがあるので、それを覚えておくと良いと言っていた。まきあっと先生の言っていたことも同様だ。YシャツやTシャツ、スーツの生地、シワが生じるパターンがある程度決まっているので、そこを知ったうえで立体感覚を養うことが上達への近道だろう。

前回と同じ立方体の展開図の練習。(清書はなし)

2025-05-06|
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