まきあっと先生「スランプから抜け出すカジュアル風イラスト秘訣ノート」(全100講 49時間 12分)を購入したので消化していく。今回はchapter51_立体感を強調する影の塗り方。
主に人体ドローイングの作品はそのままアップしていることが多いが、それ以外のノート等には一応モザイクをかけている。というのも、「作品」はアップしていいよとcoloso規約*に書いてあるが、それ以外については書いていないからだ。深読みしすぎかもしれないが、「作品以外については」アップするなと読むこともできる。つまりそこら辺はグレーゾーンなので深く立ち入ることはしない。モザイクをかけたノートに意味があるのかは分からないが、どちらかというと私自身の寝落ち防止&モチベ維持の意味が大きい。その点はご容赦いただきたい。
*各講座の講座資料「講座資料、提供ファイルの取扱について.pdf」より
また講座を受講する順番はsection1⇢section4⇢section5→section6を予定している。※section11(93章から100章)のみ各sectionが終わったタイミングで都度、受講する。飛び飛びになるがご容赦頂きたい。
後はあまり詳しく書くとなんか言われそうなので以下メモ書き程度。
今回は影の塗り方で最も立体感の高いスタイルを紹介する。(前章で紹介した明暗境界線をはっきりさせる方法だ。)
照明の配置は直射日光だ。照明が一直線に来るので明るいところと暗いところがはっきり分かれている、明暗境界線がとても鮮明に見える色塗りの仕方だ。この方法は理論的にはっきりしていて守るべきこと、守ってはいけないことが整理されている。
この絵の特徴は明暗境界線がはっきり出てくることだ。その鮮明さによって絵の立体感が確実になる。またこの塗り方は明暗境界線がとても大事なのでフォームシャドウやキャストシャドウについての概念が求められる。両者を組み合わせて一つの色(影)として塗る。フォームシャドウは内側にグラデーションが発生するが、そこを省略して影が生じる部分と生じない部分に分ける(つまりアニメ塗りに近いやり方だ)。フォームシャドウの中でも90度を超えて光が当たらない部分を暗くする。境界線がはっきりしているので、そこをぼかしたり柔らかくするのではなく、暗いところは確実に暗くする。その結果、明度対比が生じる。
この塗り方のよくある間違いは、明暗境界線を単純に描いてしまうことだ。一番強調しなければならないのは明度対比なのに、細かいシワなどの細部の描き込みに気をとられた結果、明暗の対比がおざなりになってしまう。今画面には単純な影が描き込まれているが、この光だけで見せられるものは意外と多い。(実演)髪の毛1つ1つに対する影、頭頂部からの横髪にかかる影、髪留めのディティールにできる境界線、アクセサリーに対する影。拡大してみると影をいれるものが多いことに気づく。実際このスタイルは、明暗境界線が複雑であるほど、視聴者側からすると面白いと感じるようになる。例えば膝が曲がっているが、この角度からだとキャストシャドウが膝に生じない。このような感覚を養う練習は、光源が直射日光の写真を面クロッキーするのがおすすめだ。ここまで見てもらうと分かるが、1影しか塗っていないのにかなり複雑に影をつけている。これだけでもかなりの密度になるのだ。この段階で絵が完成したと感じられるほど描き込もう。もしこの段階で細かく描き込まなければならないとしたら、それは背景だ。
最初の基準が明暗境界線だとすれば、次はフォームシャドウのディティールを整えていこう。ある部分はぼかしをいれてなじませる。どこをぼかすのか?立方体と球体の説明。曲線の場合は入射角によってグラデーションが生じる。この部分をぼかす。直角に曲がる部分はぼかしてはいけない。キャストシャドウも調整しよう。キャストシャドウの硬さ(ぼかし具合)は距離に影響されることは以前述べた。どこがフォームシャドウでどこがキャストシャドウかを考えながら描いていこう。(実演)パーカーのフードの間、スカートの落ち影etc…。
続いて補助光や反射光を加える。明るいレイヤーを一枚作成して内側のディティールを作っていこう。影の中に埋もれた服のシワも、反射光によって表現できる。ポイントは明るく描きすぎないように注意すること。最初に強調しようとした明暗境界線の位置を崩さないようにしよう。最後にオクルージョンシャドウを入れる。オクルージョンシャドウは他の光に関係なく常に存在する。こちらの入れ方については以前解説したので省略。
最後まで受講していないが、恐らくchapter5(影)ではここが最も参考になる章だ。なぜかというと、この明度対比を演出する影の付け方は、私が常日頃から目標としている影の塗り方だからだ。いわゆるアニメ塗りに近いやり方だが、その塗り方を一から勉強したことはなかった。youtubeで影の塗り方についての動画を見ていたことはあったが、そのときはアニメ塗り、グラデ塗り、厚塗りなどの技法をまとめて解説してくれていた動画だったので、ここまで詳細に学んだことはない。
まきあっと先生曰く、この塗り方は影を40%-50%くらいつけたほうが良い(特殊な光源を除く)とのことだ。なぜなら明度対比を明確に演出するやり方なので、影の量が少ないとこの技法のメリットを活かせないからだ。過去の私の作品を見返すと、影をつけるのが怖くてせいぜい10%ー20%程度くらいしか入っていないものが多い。もっと大胆に影を入れていかなければならないことが発見できたし、フォームシャドウ、キャストシャドウを明確に分けつつ描き込んでいくということも学んだ。そもそもフォームシャドウやキャストシャドウという言葉を知らなかった。今日からその概念を改める必要がある。学ぶべきことが多すぎて大変だ。
今回は、前回の動画の続き。次はアイレベルを変えてローアングルで練習するかも。

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