牧田ゲニア先生「初めてのメカ絵:汎用性の高いメカデザイン術(全20講 14時間 52分)」を購入したので消化していきます。今回はchapter6_「やりすぎ」と「歪み」。
後はあまり詳しく書くとなんか言われそうなので以下メモ書き程度。
今回はやりすぎと歪みの問題点について説明する。ディティールをやりすぎ(描き込みすぎ)てしまうと全体の印象が残りづらくなり、どういった形のメカだったのかパッと見の印象が悪くなる。また歪みが生じると、下手な絵に見えて鑑賞者の満足度が半減してしまう。またメカ絵の説得力が弱まるというデメリットもある。このように、やりすぎと歪みの問題はメカに見える、という最低限の要件を阻害するものだ。つまり上手い絵を描くためには「やりすぎ」と「歪み」に敏感になる必要がある。では具体的にどうすれば良いのだろうか?
本来デザイン性というのは言語化しにくく、先人や他のアーティスト、自分の感覚を頼りにするしかないものだ。しかし敢えて言語化してみよう。デザイン性を鍛える方法とはなんだろうか。主に2つある。①鉛筆デッサン。対象の本質・魅力を観察し把握するように務め、そららを描くことで描写力が身につく。実際にデッサンを行う時に、イーゼルを買ったり、高価なモチーフを用意する必要はない。身の回りのもの例えば腕時計やスマホ、飲料缶などをできるだけそっくりそのまま描いてみよう。デッサンを通じてパースや質感・ライティングを全て画面内に表現させることは難しい。鉛筆という画材だけで試行錯誤することで、画面内を整理する技術を磨くことができる。それによってデザイン性の構造や、更にはやりすぎと歪みについても察知することができるようになる。②好きなアーティストの模倣。模写ではない。模倣とは自分の好きなアーティストならどういう風に描くか?を真剣に考えて実践することだ。設定したテーマに沿って自分なりに描いて、お手本と比べる。そして更に改めて描いてみる。デッサンのような総合的な学習にはならないが、たくさんの気づきがあるだろう。自分の好きなアーティストをデザイン性の正解とするならばその人のやり方をとことん真似してみよう。
ここでやりすぎを回避するためのコツを紹介する。機能的ディティールの積み重ねからデザインを考えるとやりすぎが生じにくい。なぜなら機能的ディティールは必須要素であり、元々無駄が生じないからだ。内部を守るためのフレーム、可動域のある脚etc…。作業途中で「これって必要なものか?」と問いかけるようにしよう。
今回はマインド編に近い内容だが、デッサンの重要性と好きな絵師さんを観察することの大切さを訴えていた。牧田先生だけではなく、他の講師全員が口を揃えて「デッサンしろ!!!」と言っているので、地道にデッサンしていくことが上達への近道と自分に言い聞かせて頑張るしかない。
今回はラッキ本の練習。左はバランス取れなかった。少し肩周りが硬すぎたかな~反省。







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