ホ・ソンム先生「ダイナミックでスタイリッシュなキャラクターの完成」(全28講 26時間 30分)を購入したので消化していきます。今回はchapter18 下半身。coloso規約によりノートは一応モザイクを掛けます。後はあまり詳しく書くとなんか言われそうなので以下メモ書き程度。
正面と左右の側面、後ろからの下半身のトルソー。まずランドマークについて。上前腸骨棘(じょうぜんちょうこつきょく)。骨盤の上の縁の部分。正面からみるとハートの形。
太ももの骨は大腿骨(だいたいこつ)。臼状関節でかっぽりとはまっている。関節がL字に曲がっている。この部分を大転子(だいてんし)と呼ぶ。大腿骨がハマっている部分を首と呼ぶ。首を通って大転子で曲がる。これもランドマークだ。下に行くに従って足の骨は内側に寄る。頚体角(けいたいかく)という。頚体角は女性の方が目立つ。(首が長いため)。なのでイラストを描くときにはそこを意識すると良い。男は筋肉のつき方の他に、骨の首が短いという特徴がある。
膝。大腿骨は膝に繋がるときにハンマーの形に見える。ふくらはぎには2つの骨がある。脛骨(けいこつ)と腓骨(ひこつ)。膝蓋骨(しつがいこつ)も重要だ。いわゆるお皿というやつ。スーパーマンのマークに近いかたちをしている。膝のしくみ。2つの骨が噛み合って、そこに膝蓋骨があってガードしている。なので曲げたときに膝の皿の上部がランドマークになるだろう。膝蓋骨の下からは脛骨粗面(ひこつそめん)がある。立っているときは中央に膝蓋骨があるが、膝を曲げると膝蓋骨の位置が少し下がる。これを覚えておくと良い。
骨の形だけでは膝をうまく描くことはできない。ここに乗せられる筋肉が肌に厚みを与える。脚は皮膚が厚いので、その皮膚の部分にシワが出来る。
脛骨粗面は、ふくらはぎにおいて重要なランドマーク。腓骨(外側)は三角形の断面を持っている。これが脛骨粗面にくっつく。くるぶしと足首の面は少し傾く。
お尻の筋肉。特徴は大転子に集まるような形になっていること。後ろから見ると、くの字に凹む部分がある。脚を動かすときに重要な特徴は、おしりと太ももが会うライン。脚は前後に動くので、おしりの角度から脚の角度を予想することが出来る。
太腿の筋肉。前方は伸筋、後ろは屈筋。縫工筋(ほうこうきん)。脚の筋肉を金具のようにしっかり閉めるように腰から膝下に向かってカーブしている。この筋肉によって膝のラインが出来る。その内側が内転筋(ないてんきん)。前方の筋肉は大腿四頭筋(だいたいしとうきん)。正面から見てみると、形態的には3つに分かれているように見える。真ん中が一番高い位置にある。太ももの位置が上のほうが出ているのもこのためである。伸筋なので、伸ばした状態で収縮する。
腓骨の頭の部分には腸脛靭帯(ちょうけいじんたい)がくっついている。これによって、膝の外側を直線に見せている。太ももの内側は縫工筋によって入り込むが、外側は腸脛靭帯によって引っ張られている。これによって左右非対称な形になる。
後ろの筋肉。ハムストリングスというやつ。人の字をしながら膝下くらいまでつながっている。分かれて腓腹部に入り込む。分かれる空間を膝窩(しっか)という。
ふくらはぎ。ふくらはぎにあるほとんどの筋肉は腓骨を中心に覆われている。腓腹筋(ひふくきん)がふくらはぎのシルエットを形作っている。アキレスまで長く下がっている。特徴は靭帯が長いこと。収縮と弛緩する部分は上段。ハートをした形に分かれる。外側のほうが高い。長く下がった靭帯がアキレスにつながり、足首の形になる。
すね筋やひかがみなどの解説もあったが、マニアックなので省略。ソンム先生は4つの脚のトルソーを使ってかなり細かいところまで解説してくれた。曰く最初はひとかたまりで見るといいそうだ。前回も描いたが、1から10までいきなり覚えようとしても無理なので、重要な筋肉やそれによって浮き出るシルエットを中心にインプットし、余裕が出てきたら細かい学習に移行したい。2周目以降に任せる。下半身は難しい。
最後にスケッチと写真の解説。今回もノートは取らず、スケッチのみ。
骨盤は六面体で描くと良い。膝の方向とつま先の方向は同じ。
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