ホ・ソンム先生「ダイナミックでスタイリッシュなキャラクターの完成」(全28講 26時間 30分)を購入したので消化していきます。今回はchapter17 手。coloso規約によりノートは一応モザイクを掛けます。後はあまり詳しく書くとなんか言われそうなので以下メモ書き程度。
手の書き方は二通り。①理屈からアプローチする方法と②シルエットからアプローチする方法。
①まず理屈からアプローチする方法。中指の長さと手のひらに配置されている骨(中手骨)は1:1。指は円弧を描くように配置されている。親指だけ2つの関節で、それ以外の指は3つの関節で構成されている。親指は他の指に比べて、内側に曲がる方向が異なる。親指の中手骨の長さは他の指のそれと半分。
指骨の比率。第一関節:第二関節:第三関節(根本)=2:3:5。第一関節と根本はそれぞれ第二関節に向かって曲がる。手首の幅は親指と薬指の幅と一緒。
手の動きについて。基本は中指を基準に寄る。それぞれの指が中指に向かって少しだけ曲がっている。指の動きが描きにくい場合は、面で表現してみるのも良い。具体的な描き方etc…
人差し指と中指の中手骨はほぼ動かない。薬指と小指の中手骨は動く。正面からグーを握ってみるとわかるだろう。親指の中手骨は外側に回る。親指の始まりは手のひらの中から。よくあるミス。親指は動くときに内側に寄る。
爪について。基本は扇形。側面から見ると三角形に近い形。爪の上の部分に段差がある。立体感を活用できる。爪が短縮される場合には断面が見える。上から見ると脂肪が見える。親指は他の指よりも関節が広い。
手のひら。小指側と親指の下は膨らむ。横から見たときに、手首から手のひらにかけて膨らむ。
手首。まとまりは平たい正六面体に近い。尺骨の頭に現れるラインに注意。よく観察すると親指側の手首も骨のシルエットが浮き出ていることに気づくだろう。
実演。まず手のひらと手首の六面体を描く。そして次に中指の位置を考える。そこから円弧のアーチで中手骨のラインを引く。奥は短縮される。指の関節は1箇所だけ曲がることはない。2:3:5の比率を考えること。最初に(2+3):5で1:1の比率を考えるとよい。指の関節はどの角度から見てもそれぞれ平行になる。関節を少し強調しても良い。親指は手の断面を考えながら描く。親指はジョイスティックのイメージ。根本を中心に動く。関節は3:2で根本:先端。
握るポーズの時。ぎゅっと握るのか、軽く握るのかに寄って関節の動きと引っ掛かりが違う。指は中指に寄るように。
最後に写真の解説。ここまでが理論からアプローチする方法。
②次にシルエットからアプローチする方法。これはクロッキーだ。クロッキーを練習して素早く描く訓練をする。解釈して学んだ理論を思い出しながらシルエットやポイントをキャッチする。つまり実は、①②どちらの方法も合わせて手を描くのが大事だということだろう。
今回もノートは取らず、お手本の模写のみ。正直、腕の回と手の回は難しかった。胴体や首まわりはよく描くので、なんとなく筋肉や骨に対する理解はあったが、腕と手に対する理解はなかったからだ。しかし、これ以上ここに時間を割いても勿体ないので、今回拾いきれなかった細かい部分については2周目以降の学習に委ねることにする。次は下半身について。
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