【Coloso練習帳】ホ・ソンム chapter 24

ホ・ソンム先生「ダイナミックでスタイリッシュなキャラクターの完成」(全28講 26時間 30分)を購入したので消化していきます。今回はchapter24 服を着せる。coloso規約によりノートは一応モザイクを掛けます。後はあまり詳しく書くとなんか言われそうなので以下メモ書き程度。

chapter23ではシワについて学んだ。今回は素体のキャラクターに服を着せる。左に着せる洋服の写真、右に実演の画面で進む。男性キャラクターから。

まずはスーツ。大事なのは隠された表現を見つけること。スーツは肩幅がしっかりしているため、実際の体格よりも大きく見え、しっかりとした雰囲気が漂うという特徴がある。ボタンが閉まっているので、引っ張られる表現が加わる。そしてシャツは内側が見える服だ。首元の空間や厚みを考えるだけでも違う。ジャケットは重力によって下がる。わからなくなった場合は重心線を描くとよい。下半身。スラックスの場合曲げシワができるのがわかるだろう。長く下がる流れで描くと良い。シワで立体感を与えることもできる。空間や奥行きがある線には太さを与えるのだ。空間がある部分に線の厚みを与えると立体感が高まる。

次は袖が大きくて余裕があるダボッとした服。ジャケットの中のシャツがとても長い。まずこのシャツから描いてく。首のラインが広く開いて鎖骨が見えている。袖はジャケットで隠される。曲がる表現は線を太くしたり、縫い目を後ろに移動させて表現できる。次にズボン。ズボンの足はフィットしている。つまり下がりながらフィットしている。立っているポーズでは、このように曲がるシワはみられない。まとまる奥行きの表現で空間を描いてみよう。ジャケットの部分に入る厚み、ジッパーによる厚みも逃してはいけない。素材はナイロンのようにこわばっている。鋭くシワをいれると良い。物足りない部分がある場合は、しわができている部分を中心にもう一度観察すると良い。絵が豊かになり躍動感が増す。

女性キャラ。大きめのブラウス。余裕があって長めの袖で、ピッタリ合うスカートは太ももの上に膝より。ブラウスの素材は綿。注意すべきは胸。女性の場合は胸が出ているので、服の胸の部分に空間ができ、重力によって下に引っ張られる。このように下がるシワができる。サイズが大きいのに結ばれているので、突出しているしわがある。そして袖が大きい。袖は厚みによって下がる。椅子に座っているので横に広がる。スカートは革の素材なので復元力がある。するとこのように伸び上がるシワができる。襟の下や脇の下など深い空間を線で演出する。引っ張られるシワも、細い線で浅く描くと流れが豊かになる。

今度はワンピース。フリルもつけてみよう。ブラウスのボリュームを考えて下に下げる。シワの流れをみると素材が薄い。とてもみっちり入っている。重力によって大きく下がる空間が生まれるだろう。シワは内側に入ってくる空間で下の部分まで演出できる。そうするとこのようになる。輪のように出て反復する。変形されて密度が高まるのがわかるだろう。フリルは裏側から返し縫いがされている。反対に向かってカーブが与えられて縫われている。それが反復して連なっているのだ。これを描くいい方法は、裁縫される部分を先に描いておくこと。フリルの端のラインを不規則に描く。次に間のシワができることを考えて縫うイメージで端を整える。正直にいって手間がかかる作業だ。小さいサイズは細かく描くのではなく、規則的にパターン化させて描くと良い。常に注意すべきことは両方とも周囲があるので密度が高まって横につながるときは内側の空間が見えるということだ。スカートの裾も、最初はシルエットを決めて、そこにシワを足していくと良い。座った部分にシワができる。ワンピースやドレスの場合には、シワに規則性はない。うまく描写することが大事だ。

格闘するポーズに道着を着せてみよう。腕を前に出しているので短縮を多く見せる必要がある。肩のラインも余裕がある。袖の穴が大きい。腕は短縮されているがなびいているように描く。短縮のコツは密度を高めることだ。シワを効率よくいれると良いだろう。左腕はパンチの慣性によって内側の空間を演出できる。袖がなびきながら隠される部分にも密度のあるシワをいれる。反対側も同様に、曲がる空間を考えながら袖がなびく空間を作る。道着のパリッとした素材と特性を感じさせる。帯などの紐は、回転させると立体感が高まる。(ちなみに少し気になったのは写真の人の道着の着方が間違っていたことだ。右が前になっているので死に装束になっている。)

最後にハイアングル。スカーフのような材質を使って描いてみよう。スカーフを描くときも、内側の面を見せて立体感を高める。布も内側を必ず見せること。少しなびかせると良い。袖をまくったところにシワが累積する。ベストを着せてみよう。風が吹いているのでなびくように。面をスケッチするときにはシワの奥行きについて常に考えること。空間感が演出できる。


chapter23と24はセットで考えたほうが良い。シワの特性と、それをどのように衣服に反映するのか。正直一番むずかしい回だった。ソンム先生が素材まで考えながらシワを描いていたことは驚いた。プロのレベルになるとそこまで考えながらイラストを描いているのだろう。

前回から間隔が空いたのは、chapter24が難しくて疲れてしまったからだ。気持ちが乗らなくてジェスチャードローイングや、適当にアニメのキャラクターなどを落書きして遊んでいた。シワに関して、いかに私自身が何も考えずに描いていたかを痛感させられた。もう少しでソンム1も終わる。頑張って今月中には終わらせたい。

2024-08-03|
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