【Coloso練習帳】牧田ゲニア_chapter5

牧田ゲニア先生「初めてのメカ絵:汎用性の高いメカデザイン術(全20講 14時間 52分)」を購入したので消化していきます。今回はchapter5_装飾的な意匠が生み出す世界観。

後はあまり詳しく書くとなんか言われそうなので以下メモ書き程度。


(前回のおさらい)立方体メカに脚をつけることで機能的構造まで付け加えた。ここで機能的構造と、今回解説する装飾的意匠の違いについて説明する。機能的構造は機能や実用的な動き・機能を伴う工夫が多い。対して装飾的意匠は飾りや機能を伴わない動きがほとんどだ。つまり装飾的意匠は「無駄」に近いものが多く、ファッション的な性格がある。ここで前回描いたイラストを見てみよう。敢えて描いていない所があるが、例えばアンテナとカメラがそれだ。実用性を考えればアンテナとカメラは複数個あったほうが良い。しかし敢えて一つずつしか描かなかったことで、これらはファッション的な性格も帯び始めている。つまり装飾的衣装によってメカのいる世界観や設定を演出することができる(ex.スター・ウォーズのストームドルーパー)。

立方体メカに装飾的意匠を施す前に、その世界観について考えてみよう。このメカはサイバーパンク的(近未来のディストピア社会)なデザインにしたい。それは先程説明したアンテナやカメラを一つしか搭載していないことが主な理由だ。リアリスティックなディティールを足していくことで更にその世界観に近づけていこう。ここでいうリアリスティックとは私たちの住む世界に即しているという意味ではなく、リアルに見える雰囲気=フィクションのディティールということだ。脚の一部を削って先端に鎌のようなディティールを施す。キーボードも取り付けてみよう。スライドしてメカの内部からキーボードが出てくるイメージ。キーボードの注意点だが全てのキーの大きさを同じにしないこと。手元のキーボードをよく見てみよう。スペースキーやエンターキーなど大きさが異なるものがある。サイバーパンクの世界観は秩序が崩壊しかかっており、アシンメトリーのデザインがよく似合うだろう。前を描き込んだことで後ろ側が寂しいので、簡易的な荷台のようなものを描いていこう。

ここからは色を塗っていくが、ベタ塗りの段階では特に解説することは無い。本体のメインカラーは黄色、カメラ系統は黒としたい。大まかなカラーリングが完了したら目立たせたい所を違う色としよう。例えば内部フレームを赤色として目に入るようにしたい。キーボードのキーも全て同じ色とするのではなく一部だけを違う色とする。差別化したい部位はカラーリングのみならず線画の段階から分かるようにしておこう。電池の表面に文字を書いていくが「文字が書いてある」と思わせるだけでよく、細かく書いていく必要はない。ギミックの開閉する箇所に警告warningのような注意を促す文字・装飾を施す。外装の塗装でかすれている感じは消しゴムツールのガサガサしたものを使ってところどころ消していく。センサーを光らせていく。真ん中を光らせたいので中心を白く、カメラの穴に光を反射させよう。立方体のメカはここまでとする(完成)。


後半に来てまさかの「ここからは色を塗っていきます」だったので、そこからはほぼ視聴するだけになってしまった。もし同じように受講する方がいるとしたら絶対にデジタルで受講して欲しい。今回は追加で描いたキーボードがうまく描けなかったこととが反省点。キーボードのように少しだけ飛び出しているようなものをうまく描けるようになるには練習が必要だと学んだ。(今回は鉛筆がどこかに消失したのでシャープペンシルで描いた。)

今回の反省を踏まえて次からはデジタルで練習するようにする。でもスケッチブックのほうが練習している感じがして個人的には好きだ。

2025-12-22|
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