牧田ゲニア先生「初めてのメカ絵:汎用性の高いメカデザイン術(全20講 14時間 52分)」を購入したので消化していきます。今回はchapter7_デザイン性と機能性の両立。
後はあまり詳しく書くとなんか言われそうなので以下メモ書き程度。
(前回までのおさらい)優れたデザイン性とは人間が心地よく感じる普遍的な構成のこと。機能性とは動き・工夫などを感じさせるディティールのことだ。この2つの両立はなぜ必要なのだろうか?まず製品が売れるために必要で、人々の美的センスを刺激することができる。そして機能性だけでは「単なるカラクリ」になってしまう。つまり、ある意味美しさも機能の一つになるのだ。しかし世の中にはデザイン性と機能性の両立を考慮していないものもある。例えば救命胴衣にファッション性は求められていない。あるいはレーシングカーは乗り心地を捨てている。必ずしも両立はしないことを覚えておこう。
ここからが本題だが、ディティールを繰り返して付け足して描いていくことには限界がある。前回の立方体メカがそうだ。前回のメカの反省点を洗い出してみよう。行き当たりばったりで描いたことで絵としてのデザイン性については考えていない。視聴者に「このメカが欲しい」と思わせるような美しさがないのだ。修正してみよう。排熱口の蓋を一つにまとめてネジの箇所を変更、ディティールをスッキリさせる。ケーブルの配線を変えて荷台の位置も若干ではあるが上に変えている。脚との干渉を避けるためだ。カメラの外装を修正、立方体の歪みを直す。キーボードの位置も調整して正面にした。アンテナと脚も形状も変更してそれぞれの存在感と機能性をアップさせている。外装もバーコードを入れるなどしてフォントも変更している。荷台の形を大きくして保冷機能もつけた。カメラアイのデザインも変更してより近未来感を出した。
まとめ:デザインそのものではなく「絵としての見やすさ」を意識しよう。ディティールの実用性を想像してみよう。アイデアや形状から機能性を発展させていくことができる。
実演で描いたメカ絵の反省と改善方法の回。ディティールを行き当たりばったりで付け足すのではなく、完成像を意識して(全体像を考えながら)描いていくことが大切ということだ。これはキャラクターにも言えることで全体を引いて眺めるクセをつけないと完成した時に違和感あるイラストになってしまう。人でも無機物でも同じ事が言えるのだろう。
今回もラッキ本から。今年も残り一週間なので、年内のcolosoの練習記事はここまでとして年明けから再開することにしたい。残りは更新していなかったブログでも書いて、今年買って良かったもの(イラスト関連)とか、欲しい講座とか、積んでる講座で来年にどれくらい消化できるかとかを整理していく。







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