牧田ゲニア先生「初めてのメカ絵:汎用性の高いメカデザイン術(全20講 14時間 52分)」を購入したので消化していきます。今回はchapter2_メカを描く上で絶対に外せない要素。
後はあまり詳しく書くとなんか言われそうなので以下メモ書き程度。
メカ絵に必要な3つの要素。①魅力②デザイン性③コンセプト。①魅力はそのメカ絵にどんな魅力が付与されているかを考える。ここで注意点だが魅力=かっこよさとして、可愛さやグロさは考えない。なぜ魅力(かっこよさ)が必要なのか?それがメカの基本的な旨みだからだ。かっこよさをメカに加えることでアイデンティティが強化され意義深い作品ができる。かっこいいの定義は人それぞれだ。巨大な翼、ミリタリー系、脚が長いetc…。②デザイン性。実はデザイン性には二種類ある。良いデザインと優れたデザイン性だ。良いデザインは何らかの具体的な需要を満たすデザイン、例えば個人の嗜好を満たすことを達成するデザインだ。SNSで「いいね」がたくさんされたとして、それはその人達にとって良いデザインであったということができる。一方で優れたデザインとは人間が心地よく感じる普遍的な構成のことで、実用的であったり完成度の高さと言い換えることができる。しかし優れたデザインというのは言語化しにくい。極論を言ってしまえば先人や他のアーティスト、自分の感覚を頼りにするしかない。日々美しさを観測して感覚を鍛えていくことで優れたデザイン性を生み出すことができる。究極的には、良いデザインよりも優れたデザインを目指すべきということを忘れないで欲しい。③コンセプト。実はコンセプトを考えるのはとても難しい、魅力の付け方やデザイン性を鍛えることでようやくコンセプトというものが出てくる。なのでここでは詳しくは解説しない。
反対にメカを描くうえで考えるべきでないこと。①スピード。素早く完成まで辿り着こうとするとミスが増えて雑になる。結果的に修正の回数が増えて時間がかかる。②現実的であるかを意識しすぎること。リアルすぎ、実用的なものばかりを追求しすぎると疲れる。絵を描くことを楽しもう。③描くのが難しい部分を誤魔化さないこと。いつまでたってもうまくはならない。④自然物のデザインを取り入れすぎること。自然物を取り入れるときはなぜそのデザインを取り入れるかを考えよう。デザインを放棄していることにもなりかねない。⑤SNSの反応を鵜呑みにしすぎない。バズる=優れたデザインではない。SNSの反応が絶対的ではないし、活用方法を間違えないようにしよう。
メカ絵のみならず、考えるべきでないことはイラスト全般に共通する。描くのが難しいところを誤魔化してはいつまでも上達しないと言われて、うっ…となってしまった。
今回も講座内で絵は描いてないのでラッキ本から2体模写。描いている時は気付かないがやっぱり人体が固い。練習を通じて少しずつ動勢がとれている人体に近づけていきたい。







コメントを残す