キムラッキ先生「人体図形化ドローイング入門」(全27講 44時間 41分)を購入したので消化していく。今回はchapter21 手の図形化。後はあまり詳しく書くとなんか言われそうなので以下メモ書き程度。
また受講にあたってはchapter1からchapter5までは後回しにする。というのも最初は透視遠近法の話だからだ。chapter6から人体のドローイングになるので、私のモチベーション的にまずそこから進めて、chapter1から5を最後に回す。
私はノートを取らないと寝てしまう性格なので、できる限りノートを取っている….が、coloso規約によりノートには一応モザイクをかけている。というのも、「作品」はアップしていいよと規約*に書いてあるが、それ以外については書いていないからだ。深読みしすぎかもしれないが、「作品以外については」アップするなと読むこともできる。つまりそこら辺はグレーゾーンなので深く立ち入ることはしない。モザイクをかけたノートに意味があるのかは分からないが、どちらかというと私自身の寝落ち防止&モチベ維持の意味が大きい。その点はご容赦いただきたい。(人体ドローイングの作品はそのままアップすることが多いだろう。)
*各講座の講座資料「講座資料、提供ファイルの取扱について.pdf」より
今回は手についてみていく。手は関節が多い、ということは動きが複雑ということだ。プロの人でも手を得意と思う人は少ない。それだけ手は難しい。手を描くときの私(ラッキ先生)のアプローチを解説していく。
まず上から見たとき手は中指を中心に楕円を描いている。手の甲と指の長さは1:1.水かきのある関節部分が1/2地点。少し間違えるのが関節部分が1/2なので指の骨のある少し上の部分ではない。まず手の甲(手のひら)を描いてそこ基準として指を描こう。どの指を描くかは決まっておらずアングルによって変わる。これらの概念が重要だ。手のひらを描くときは正方形ではなく若干縦長の四角形のほうが良い。一番難しいのは親指だ。他の4本の指より可動域が広く様々な動きができる。親指をピンと伸ばした時、人差し指の第二関節に届かないくらいの長さになるので覚えておこう。手を真横から見たとき、親指の第一関節は下の方から始まる。手のひらはアーチ状になっているがこれは4本の指がそれぞれ独立して動くからだ。なので4つの関節が集まっていると考えよう。
親指の場合、第1関節は球状関節に近くどこにでも動く。親指の動きに限りができる要因の一つは水かきだ。水かきの位置も覚えておこう。親指を内側に折りたたんだ場合、手のひらの内側に入る。残りの4本の指の位置は中指を基準として扇状に広がる。1/2地点は先程行ったように指の付け根よりも若干下。指を内側に倒すとき中指に寄り添うように内側に倒れる。
指の関節は全て凸凹になっている。正しい例と間違った例。手の甲の高さとでこぼこの法則をしっかり認識してかくようにしよう。真ん中の指の節と先端の節を比べると先端のほうが長い。
手を描くとき図形化せずにシルエットで描く場合がある。そしてそれを少しずつ整えて描いていく。デメリットとして複雑な動きは描けない。なので難しい動勢の場合は図形化して描いていこう。わたしたちが何かを握るとき、例えば剣のようなものがあるとして、母指球が出て残りの4本の指がそれを避けるように動く。
ここから実演。まず基本の書き方。手の甲から先に書いて先を4等分。中指を基準として親指を描く。残りも点と線でかいて手の甲と長さの比率が合うようにする。手首は小指のほうが尺骨。親指の先端は人差し指の第二関節に届かない長さ。(1/7)
手のひらが見えるアングル。手首の方から指の方に細くなるように。力を抜いているので指が丸まっている。尺骨を基準として描く。デコボコの法則の話を下が、指の付け根は丸まっている。中指を描くときは手のひらと1:1とするとよい。水かき、母指球。このような手を描くときは(手の重なる複雑なとき)感覚ではなく理論からアプローチするとよい。(2/7)
親指が見えるアングル。中指の位置が一番出っ張るように手のひらを描いて関節の点を描く。指がどのような動勢を取っているのかかんがえよう。親指の位置、母指球の位置を整えて流れがあっているのか確かめよう。中指が手の甲と1:1になっているか確認。この状態で指だけを伸ばす。1番目の節は2,3番目の節を合わせた長さよりも長くなるように、そして残りの指。手首につながる部分を描いて微調整。親指が短いので少しだけ伸ばす。(3/7)
手の甲の方向から拳を握っているアングル。拳を握ったとき手の甲は丸くなる。薬指と小指は殆ど見えない。拳を握ったとき親指は横に広がる。1番目の節を描いて2,3番目。人差し指を描いたら中指(手前から)。拳を握っていると指の骨がポコっと出ている。その間に水かきが食い込む。小指側の骨は尺骨の流れ。腕の断面は手首の方で平たく、腕にいくにつれて丸くなる。(4/7)
手のひらが少し見える角度。拳を握っているので丸まった感じになる。拳の横の長さより縦の長さが大きくなるように。先端を4等分して人差し指。中指。拳を握ると指と指の間がなくなる。親指。人差し指を包む。指の節が集まって折れる部分。母指球の流れを整えて出っ張っている。(5/7)
猫がひっかくような手野動き。点と線で1番目の節を描く。小指の爪はそのまま。このようなポーズは指が広がる。爪が見えていて、中指。中指は手のひらと同じ長さだ。人差し指は側面のアグルから見えるだろう。親指が難しい。親指を曲げるときどの方向に曲がるか考える必要がある(なぜなら親指の関節は自由に動くからだ)。(6/7)
箸を持った手。箸を持っているときも手はかなり丸まる。ここでも4つに分けて、それから人差し指。そこから1本の線を描こう。親指を描いたらもう1本の橋。箸を持っているときは手のひらを基準にする。感覚的にかくよりは、自分で実際に箸を持って観察してみると良い。(7/7)
ドローイング終了:ラッキ先生はサラサラサラ~と描いているが、実際は何度も何度も停止して戻るを押してまた再生…して描いた。それでも下手くそだ。手は特に苦手とする部分なので、経験値を積む必要がある。個人的には親指の描き方・位置の取り方が参考になった。今後はラッキ式で手を描いていくことにする。
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