まきあっと先生「スランプから抜け出すカジュアル風イラスト秘訣ノート」(全100講 49時間 12分)を購入したので消化していく。今回はchapter45_立体感のない絵の特徴。
主に人体ドローイングの作品はそのままアップしていることが多いが、それ以外のノート等には一応モザイクをかけている。というのも、「作品」はアップしていいよとcoloso規約*に書いてあるが、それ以外については書いていないからだ。深読みしすぎかもしれないが、「作品以外については」アップするなと読むこともできる。つまりそこら辺はグレーゾーンなので深く立ち入ることはしない。モザイクをかけたノートに意味があるのかは分からないが、どちらかというと私自身の寝落ち防止&モチベ維持の意味が大きい。その点はご容赦いただきたい。
*各講座の講座資料「講座資料、提供ファイルの取扱について.pdf」より
また講座を受講する順番はsection1⇢section4⇢section5→section6を予定している。※section11(93章から100章)のみ各sectionが終わったタイミングで都度、受講する。飛び飛びになるがご容赦頂きたい。
後はあまり詳しく書くとなんか言われそうなので以下メモ書き程度。
立体感で最も重用な要素は何かと質問をすると、多くの人が「影」と答える。しかしそれだけだと半分正解で半分間違いだ。影がどのように入るのか、どのような形の影を落とすのかを知る必要がある。服のシワを描く時を例に挙げよう。服のシワはどのような立体であるかを知らなければ描けない。布がどのように折り重なって内側あるいは外側に突出しているのかを考える必要がある。このような、自分の絵に対する理解力のことを世間では「デッサン力」と言う。これは主観的な表現であって、自分が何を描いているのか、それを写し取る力のことを言う。(実演)画面右はデッサンで影を入れていないのに立体感が出ている。画面左では、面に立体がない状態で、このままでは影をいれることはできない。つまり冒頭で述べた立体感に最も重用なことは、影と(それを落とし込むための)デッサン力なのだ。
遠近法、という言葉を聞いたことがあるだろう。近くのもの、遠くのものを区別して絵的に見せるスキルのことだ。その代表として空気遠近法があったりする。近くのものは大きく見え、遠くのものは小さく見える。重なりのない絵には遠近効果がなかったりするものだ。ポーズや構図においても同じで、重なりを作ると立体感が生まれる。画面左のように足や肩、腕が交差すると立体感が生まれる事がわかるだろう。
例えば炎のエフェクトをキャラクターに纏わせる時、後ろまで回り込む様子を一つ一つ意識する必要がある。炎とキャラクターの間隔や距離を把握することで周囲全体の空気感を演出できる。これが空間知覚能力だ。相対的に単純な重なりを意識する場合周囲との距離が分からない。絵というものは不思議で、描く人が実際に意識しない部分は視聴者に伝わらない。スカートを描くときも単純図形で描くのではなくスカートの流れや足と足の間などを描くとより正確に視聴者に伝わったりする。これができるかどうかが中級者と上級者の違いでもある。
人体を描く時に断面を正確に把握しようと努める人が多いだろう。断面を考えるということは裏面を考えるということでもある。(実演)このように描いてしまうと先端が尖ってしまっている。円は四等分すると90度になるのだから、ガイドを入れて確認すると分かる。単に円形を描くのではなく三次元の軸を基準にしよう。
同じ円筒(ここでは腕)の長さでも手前あるいは奥に行っているか、行っていないかによって長さも変わる。手足を描く時に長く見えたり短く見えたりするが、いい感じの長さに見えても断面を考えなかった結果、手足が長くなってしまったりする。また輪郭だけを描いてしまうやり方だと、人体の影をどこにおけば良いかも分からない。(立方体の練習をしようと言ったように)全ての物体は三面が見える。そこを意識すると人体においても、胸の上部や側面、正面などの見え方が変わってくる。そのような工夫をして最終的に内部の立体が表に現れるようにしよう。どこからが横の面なのか、どこからが突出して巻き込まれるのか、それを表に出していくことが大切なのだ。影をいれる時にも、服のシワや通常の形を直線で描くのではなく、立体に沿って影が曲がるのならば変形させていこう。(実演)このように少し影を歪ませて胴体に沿わせただけで自然な影になる。
このように、影を一生懸命描いたとしても基本の線画に立体感がなければかけ離れて不自然になってしまう。あまり影にこだわりすぎず、スケッチの段階から形の立体感を意識していこう。
悩んだがchapter4(色)に続く形でchapter5(影)に進むことにした。chapter9(パース)やchapter10(構図)も覗いてみたが背景込みでの話だったので保留。まずは私にとって圧倒的に不足している色、影、光について学ぶことを最優先課題としたい。
今回の影編の一番最初はデッサン力を鍛えましょうという話。形がしっかり取られていなければ影を落とし込めない→そのために立体感を養う必要がありますよね→ならば素描や立方体の練習をしましょう、という風に私には聞こえた。この部分は人によって解釈の仕方が変わるかもしれない。
とりあえず今、地道にやっている立方体の九九は続けて問題なさそうだ。立方体の練習をするということは影の練習をするということでもある。最終的に人体や構造物に立方体や円柱を適用できるようになる必要があるが、まずはシンプルな立方体を練習を続けていく。
今回は六の段。やっぱり5,6,7,8辺りが歪んでいるんだよなぁ…。描いているときは気づかないのだが写真にとって時間をおいて、改めて見るとよく分かる。これは回数をこなしていくしかないのだろう。

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