Mark.J先生「趣味から実務まで:人体クロッキーマスター」(全22講 12時間 29分)を購入したので消化していきます。今回はchapter21 様々なクロッキーの方法。coloso規約によりノートは一応モザイクを掛けます。後はあまり詳しく書くとなんか言われそうなので以下メモ書き程度。
今回はアナログとデジタルを融合させた人体描画について紹介。アナログで描いたイラストをデジタルで取り込もう。デジタル機器の最大の欠点は持ち運びが困難で現場で使いにくいという点だ。紙クロッキーの真髄はその点にある。紙と鉛筆さえあればどこでもかけるからだ。(付け加えるなら電気もいらない。)このクロッキーは30秒から1分で描いたものだが、現場でとても素早く描いた。これを1分以下のクロッキーと仮定して、それを改めてスキャナーで取り込んでからどのように作業するかを話そう。
画像を取り込んで新規レイヤー。手書きの絵の紙の部分の色と、フォトショップのキャンパスの色が一致していないのでそこを合わせよう。少し色が残っているので、Ctrl+Uで色味を調整。不透明度を少しだけ下げよう。アナログクロッキーの長所は臨場感、軽い準備デジタルの長所は修正が用意、様々な素材を用意できることだ。両者のいいとこ取りをするならば、このようにアナログで描いたものをデジタルでレタッチしよう。(Mark先生作業中)このように追加のレタッチをするとアナログとデジタルの利点を確立することができるだろう。
今度は忍者のコスプレ女性を輪郭クロッキーとジェスチャークロッキーで描いていく。輪郭クロッキーとジェスチャークロッキーは混ざり合うしかない。ジェスチャークロッキーは線がスッキリとする一方で悪く言うと単純になる。輪郭クロッキーはその逆だ。輪郭クロッキーは紙のほうが楽かもしれないことは前述べたが、デジタルで描いても良い。そこは人それぞれ合うやり方を探していってほしい。大事なのはたくさん描くことなのだ。無理をする必要はない、描きやすいツールでたくさん描いてほしい。輪郭クロッキーの欠点は視野が狭くなりがちになることだ。だから線がリズミカルではなく硬めの線になる。
基本はジェスチャークロッキーだ。流れと比率を見る力を養う。観察力を高めたい場合には輪郭クロッキーを練習しよう。ただ最終的には両者は混ざり合う。そのような意味ではジェスチャークロッキーと輪郭クロッキーは相性が良いと言える。
面クロッキーは対象の光がどこから来るかを理解しなければならないが、そのためには立体感を養う必要がある。手っ取り早く立体感を養うためには図形化が良い。またコイリングによっても線の立体感を出すことも出来る。コイリング自体が実は図形化の前にされる前工程ともいえる。スプリングのように体をぐるぐると回っている線で人体を描いていこう。簡単に空間を認識して空間がどのような方向に向かうのかを理解できるのではないだろうか。透視図法や人体を描くのが難しいならばジェスチャークロッキーで流れと比率を捉える練習をして、それからコイリングをしよう。最後に図形化をして空間感覚を養うのがおすすめだ。コイリングから円柱を作り、中心を捉えるために線を引いていこう。このようにクロッキー技法を組み合わせて自分のスタイルを作ることも出来るし、自分の弱い部分を強化する練習にもなる。自分がどこが苦手なのかを把握してチャレンジしてほしい。
最後にまとめると、クロッキーの練習は①ジェスチャー②輪郭③コイリング④図形化⑤面クロッキーの順番で行うと良い。理由は今まで述べた通り。
今回はコイリングの練習だけやってみた。
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