Mark.J先生「趣味から実務まで:人体クロッキーマスター」(全22講 12時間 29分)を購入したので消化していきます。今回はchapter9 面クロッキーその1。coloso規約によりノートは一応モザイクを掛けます。後はあまり詳しく書くとなんか言われそうなので以下メモ書き程度。
線を使ってクロッキーを描くことが一般的だが、視野が狭くなることが多々ある。そして面積を見る訓練が面クロッキーである。私達が対象を見る時、線だけではなく面(シルエット)も見ている。
面クロッキーのやり方。最初はシルエットを単色で捉える。そして次にそのシルエットを2色に割る。そして細かい目や鼻や輪郭を足していく。最初は1番大きな面がどこかを考え、その次に大きな面はどこかを考えその繰り返しで形を認識してくと良い。
冒頭に申し上げたように、シルエットを見る訓練をするのが面クロッキーだ。その面を徐々に分割していくときに明暗が気になるだろう。どこまでを中間調にするか、どこまでを暗くするかが気になるだろう。最初の段階で気にする必要はない。最初は大きく首と顔を足してシルエットとして捉えるなどしてほしい。その後に明暗を足せば良い。
動きを付ける場合には最初は棒人間を10秒クロッキーのように描いて、そこにブラシで粘土をくっつけるように色を足していく。大まかなシルエットを作ってから、それを整理しよう。より詳細なシルエットが完成したら2つの面に割っていく。面を割る基準は明度差だ。なので明度差を確認して一番大きな所を目印にすると良い。明るい面は更に割っていき、暗い面もまた更に割っていく。
Mark先生の面クロッキーの作品例の解説。面クロッキーは対象のシルエットを捉える。輪郭の大枠を掴んでから、その形を細かく割っていく。これを続けると明暗や面の大きさとかシルエットに対しての力を養うことができるだろう。
タイマーを使って時間を図りながら面クロッキーしてみよう。使っているのはwindows用のInterval Timer by Jalex。(これは無料で作成者から配布されているので検索すれば手に入る。)面クロッキーは10分間で行ってみよう。対象が持っている比率と流れをまず捉えよう。まず30秒クロッキーと同じように行い、全体的なプロポーションと流れが決まったら腕の長さや脚の長さを調整する。まずは1色でシルエットをしっかり捉えよう。あまりきれいに整えすぎる必要はない。輪郭の部分が明暗で最も重要だ。消しゴムを使わないでスポイト機能を使って白で塗っている。大事なのは黒と白、明暗を分けることだ。対象で一番暗い部分はドレスなので、そこを位置段階暗くしてみよう。黒とグレーのツートンカラーで全体を半分に分けているのが分かるだろうか。
ここまで5分が経過したが、対象は腕の方にうつり、明るい色を足していく。面積が持っている暗い部分を認識しながら分けていく。10分間しかないので顔のディティールは省略して全体的な完成度を優先しよう。面クロッキーは細胞分裂に似ている。最初は一つのシルエットだったものを2つにして、徐々に明暗を細かくしていく。最初から細かく明暗をいれようとしても上手くいかないだろう。例えばプロポーションを間違えたり、全体のバランスが変になったり….etc。なので大きく大きく明暗を分けながら全体を認識できるように分割していく。(10分経過して終了)
最後に面クロッキーをまとめよう。まずシルエットを把握する。10秒から30秒クロッキーと同じだ。余白を見ながら、余白の形を意識してシルエットを捉えると大きなミスなく描くこともできる。次は面を分ける。これは大きい面から小さい面に分けるという順番を守ること。
最後に30分から1時間の面クロッキーの作品。クロッキーで形だけ練習しても終わりではない。面クロッキーでシルエットを捉える力と明暗の力を養おう。
今回はクリスタで描いた。面クロッキーは塗りつぶすやり方なのでデジタルツールのほうが良いだろう。左が10分で描いて、右が少し修正したもの。Mark先生はサラサラ~と進めているけど、10分で描くの難しすぎないか?
ジェスチャークロッキーはやってきたが、面クロッキーは初めて。描いてみて分かったことは、陰影の付け方がまだまだ下手だということだ。しばらく面クロッキーを通じて練習を積んでもいいかもしれない。
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