【Coloso練習帳】ホ・ソンム chapter 21

ホ・ソンム先生「ダイナミックでスタイリッシュなキャラクターの完成」(全28講 26時間 30分)を購入したので消化していきます。今回はchapter21 ポーズ。coloso規約によりノートは一応モザイクを掛けます。後はあまり詳しく書くとなんか言われそうなので以下メモ書き程度。

自然なポーズにおいて意識すべきこと。ポーズが上手く決まらなければ、どれほど良いスケッチでも台無しである。

前回までで人体の講座について学んだ。その中でも重要なのは脊椎と肩である。この2つがキャラクターを自然な動きにつなげる。

2つのポーズの比較。左側の絵は右側に比べて、腕や肩腰回りが平均的に固まっているのがわかる。右では胸郭が下がって腰が下がり、左肩が前に出て右肩が後ろに下がっている。肩と腰の動きをひねっただけで動きに柔軟性と活力が入った。

もう一つ重要なのは重心という概念。頭を中心に重心線を意識する。壁に寄りかかったり、転んだりするときは意図的に重心線を崩す。あるいは水の中や宇宙などでもそうだ。重力がないように感じるからだ。片足をついているポーズでは片足に重心を乗せて、流れに緊張感をもたせることも出来る。このようにバランスを崩して活力を与えるポーズをコントラポストという。

2つの彫像の比較。有名なダビデ像はコントラポストだ。視線は向かって右側を向いて、肩は左側、骨盤と膝は右下に下がっている。結果として動きがでている。コントラポストは頭と肩、骨盤と膝など向かい合った2つの軸が反対の方向にひねること。コントラポストを使っても奥行きがあるかどうかで空間感が全く異なる。

2つのポーズの比較。違いを見てみると、右側は腰を前に倒して顎を下げて奥行きの違いが出ている。コントラポストだけではなく奥行きを足すことで全般的に豊かなポーズを取ることが出来る。

ここまで踏まえて実際にスケッチしてみる。頭の角度から始める。円形ではなく正方形を描いて頭部を把握する。こうすることで頭の角度を決めることが出来る。座っているポーズなので尻を支える椅子の空間を作る。関節がある位置はそのままかく。このままでは静的なポーズに近い。なので頭を少し下げる。首を前に移動させる。方は下げて後ろに移動。重心を考える。この状態で上半身をそらすと不安定さがます。重さをかけるポーズに変更。左腕を動かして身体全体を支えているように腕を描く。右肩は少し上げる….etc。

写真の解説と模写2例。立っているときは足の筋肉に注意。力を入れている足と弛緩している足があるときは、それをかきわける。

今回は人体の図形化にあたって意識すべきポイントをまとめている章のような印象を受けた。

2024-06-22|
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