今回は少しだけ高い豆を焙煎していきます。購入したのはCOE ニカラグアです。
冒頭の「COE」とはCup Of Excellence、つまり最高のコーヒーという意味です。国際品評会で入賞したコーヒーにこの称号が付与されます。一言で言えば”美味い豆”というお墨付きがあるという事です。当然ですが、それゆえ値段も高くなります。このコーヒー豆は4,200円弱/kgで入手しました。生豆が1,000円/kgから3,000円/kgくらいが平均なので、割高と言えます。しかしそれでもCOE受賞豆としてはかなり安い値段です。COEのホームページを見てみると*1、 COE受賞ロット豆は必ずオークションに掛けられるのですが、優勝ロットを共同落札した丸山珈琲店では*2、(焙煎済みの豆ですが)40gで10,000円くらいの値段で売ってます。恐ろしい値段ですが、オークションで落札されるので値段は青天井なんですよね。このような背景を踏まえると、この生豆の値段設定は割と良心的とも言えます。話がそれましたが、さて、人生初となるCOE受賞豆はどんな味がするのでしょうか?
- *1 (https://cupofexcellence.org/nicaragua-2020/#1513038058770-76a416aa-73df)
- *2(https://allianceforcoffeeexcellence.org/nicaragua-2020/#1532451068017-63a2021a-1ec4)
結論を書くと中煎り手前がベストです。深煎りにしてしまうと美味しさが損なわれてしまいました。最初は2ハゼまで持っていったのですが、苦さが前に出てきすぎて微妙でした。個人的には1ハゼ後~2ハゼ前がストライク・ゾーンです。
COE品評会カップコメントを転載します。これは国際品評会のカップテイスター(ワインで言うソムリエ)達がコーヒーを品評したコメントです。
【Aroma/Flavor】
Cherry, Vanilla, Cocoa, Red Fruits, Caramel, Lime, Cream, Cherries, Sugar
Cane, Stone Fruit, Orange, Floral, Peach, Dried- Fruit, Almond Honey, Citric,
Orange, Dry Fig, Mango
【Acidity】
Mild, Citric, Lime, Bright, Citric, Malic Citric, Bright
【Other】
Dark Chocolate, Black Tea, Long Lasting, Delicate, Long Aftertaste, Complexity,
Silky, Smooth Balanced
(引用元:Cup Of Excellence https://cupofexcellence.org/directory/87-99/ )
上記のコメントを見ると、フレイバー(香り)としてさくらんぼ、バニラ、ココア、レッドフルーツ、カラメル、ライム等々の香りが感じられ、酸味がマイルド、クエン酸、ライム等々…他の要因としてダークチョコレートやブラック・ティー、絹のような口当たりが感じられると書いてあります。僕は上記コメントの一つ一つの要素に近いものは分かりましたが、はっきりとは分かりませんでした。しかし総合して美味いコーヒーだなという印象を持ちました。(馬鹿舌なので一つ一つの要素までは分かりませんでした。あと絹のような口当たりというのは全く分かりませんでした。絹のような口当たりってどんな感じなんでしょう?)
焙煎環境:天気晴れ、室温23.4度、湿度37%、気圧1015.3hPaです。
160度で10分、230度上昇後1ハゼ14.0-12.7分、11.0分で冷却開始です。
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