かつて歴史の暴君はいいました。パンがなければケーキを食べれないいじゃない外出ができなければ珈琲豆を焙煎していればいいじゃない、と。
新型コロナウイルスの影響で自粛ムードが高まり、出かけづらい雰囲気になっています。気晴らしにコーヒー豆を焙煎したので写真を載せます。今回焙煎したコーヒー豆は三種類です。ガテマラSHB、コロンビア(ナリーニョ)、モカ(エチオピア)をそれぞれ焙煎しました。
まずはガテマラSHB。こちらの品種は香りと苦味が強いのが特徴です。今回はアイスコーヒー用に深い焙煎をしました。焙煎度合いはイタリアンロースト(炭の1段階前)を目指します。焙煎前の豆は綺麗なクリーム色をしています。
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今回はキャンプ用のガスバーナーで炙ります。焙煎機を使う方法もあるのですが、最近は手網でやっています。深い焙煎をする時には、機械だと中で発火してしまう危険があります。そのため家庭用の小型焙煎機では、深焙煎はできないそうです。残念。
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ひたすら網を振ります。15分くらい振ります。
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1ハゼ、2ハゼを通り越し、ひたすら煙が出るようになったら火を止めます。
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冷却して終了。ガテマラSHB/イタリアンロースト。
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焙煎前の豆を比べると一目瞭然です。色が全然違いますよね。ここまで真っ黒にすることは通常の場合だとありません。この段階だと苦味が非常に強くなってしまうので、苦いコーヒーが好きな人用か、あるいはエスプレッソ用として用いられます。そのためあまり好まれない焙煎度合いなのですが……..実はこれでアイスコーヒーを抽出すると激ウマになります。
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コーヒー豆を焙煎すると、中にある油がじわりじわりと外に滲み出してきます。テカテカしているのが分かるでしょうか。これがコーヒー豆の油です。大体2ハゼあたりから油が出てきます。
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続いてはモカ。この品種は酸味が強く、またそれぞれの豆の大きさが違います。豆の大きさが違うと均一に焙煎をすることが難しくなります。従って、一般的にはモカは上級者向けの豆といえます。珈琲屋の腕を確かめたかったら、僕はとりあえずモカを頼みます。それくらい抽出方法や焙煎方法で味が変わってきてしまいます。こちらも手網で焙煎します。
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ひたすら……振り続けます……..(腕つかれるンゴ)
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焙煎度合いはシティロースト。2ハゼの前で止めました。シティローストあたりが、いわゆる「中煎り」で、コーヒー豆本来の味が出ると言われています。カルディなど、一般的にコーヒー豆として売られているのは中煎りです。万人受けしますからね。………写真をみてみると、微妙に色が違うのが分かるでしょうか。やはり焙煎のムラが生じてしまっています。こうなってしまうと、あとはハンドピッキングで、焙煎の深い・浅い豆を取り除いて均一に揃えていくしかありません。
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冷却して終了。モカ/シティロースト。
最後はコロンビア・ナリーニョ・コンサカ。甘い香りと苦味・酸味が特徴の豆です。こちらもシティローストを目指します。
豆をセッティングして
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無限に振ります。しんどいです。焙煎機使ったほうが良かったかもしれません。
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手編のメリットとしては、細かい調整ができることです。すぐに火を止めて、味を確かめることが出来ます。あとは手軽ですよね。ガスバーナーと網があれば出来ますので、割とハードルは低いです。手編なんて2,000円くらいで買えるので。
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徐々に色の変化を楽しめるのもいいですね。ひたすら網を振ります。
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冷却して終了。コロンビア・ナリーニョ・コンサカ/シティロースト。
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容器にいれて完成。左からガテマラSHB、モカ、コロンビアです。今回は、同じ200gを焙煎したんですが、やっぱり深入りのほうが豆が膨らみますね。
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ラベルをして終了。お疲れ様でした。今からコーヒーを飲みます。どれにしようかな?
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