『有頂天家族 二代目の帰朝』 第三章 語句の意味まとめ

『有頂天家族 二代目の帰朝』を読むにあたって、個人的に分からなかった語句をまとめました。解釈については個人的なものなので、一つの’参考’として捉えて下さい。

第三章 幻術師天満屋(数字はページ数)

113 御代(みよ)

天皇の治世。また、その在位期間。(goo辞書

   万葉(まんよう)

多くの木の葉。あらゆる草木の葉。(goo辞書

   蘊奥(うんのう)

学問・技芸などの最も奥深いところ。奥義。極意。「芸の―を究める」(goo辞書

   毛子(もうし)

孟子を文字ったもの?

  始祖(しそ)

 ある物事を最初に始めた人。創始者。元祖。「流派の―」(goo辞書

   小狸閑居して不全を為す(しょうり[?]かんきょしてふぜんをなす)

小人閑居して不全を為すを文字ったもの。つまらない人間が暇でいると、ろくなことをしない。(goo辞書

 顔色なからしめる

顔色をなくさせる(yahoo知恵袋

   流浪(るろう)

住むところを定めず、さまよい歩くこと。「―の民」「諸国を―する」(goo辞書

   お株(おかぶ)

その人の得意とするわざ。また、特有の癖。「―を取る」(goo辞書

 

   お株を奪う

その人の得意とすることを別の人間がうまくやってのける。(goo辞書

   豪腕(ごうわん)

腕っぷしの強いこと。特に野球で、速球を得意とする投手などにいう。

自分の考えを強引に押し通す力。「問題解決に―を振るう」(goo辞書

   体たらく(ていたらく)

ありさま。ようす。ざま。現在では、ののしったり自嘲をこめたりして、好ましくない状態にいう。「初日から遅刻とはなんという―だ」(goo辞書

113 払底(ふってい)

すっかりなくなること。乏しくなること。また、そのさま。「人材が―している」(goo辞書

   生き馬の目を抜く(いきうまのめをぬく)

生き馬の目を抜き取るほど、すばやく物事をする。油断のならないさま。生き馬の目を抉 (くじ) る。生き牛の目を抉る。「―・くせちがらい世の中」(goo辞書

   昼夜を分かたず(ちゅうやをわかたず)

昼夜の区別をしないで。絶えず。「―研究に励む」(goo辞書

  世はなべて化かし合い(よはなべてばかしあい)

「世はなべて事もなし(毎日特に変わった事も無く、毎日が過ぎて行くという意味)」を文字ったもの?

毎日化かし化かされて日常が過ぎていくという意味?

  ナマ語り(ナマがたり)

ナマ(生)とは、作為がなく、ありのままであること。また、そのさま。「国民の―の声」(goo辞書

つまり、「ぶっちゃけて語る」ようなイメージか?

   研鑽(けんさん)

学問などを深く究めること。「日夜―を積む」「自ら―して習得する」(goo辞書

114 策謀(さくぼう)

はかりごとをめぐらすこと。たくらみ。策略。「クーデターを―する」(goo辞書

   物入り(ものいり)

費用のかかること。また、そのさま。「今月は―なことが多い」(goo辞書

   瞠目(どうもく)

驚いたり感心したりして、目をみはること。「―すべき成果」(goo辞書

   アヴァンギャルド

前衛芸術。芸術活動で、既成の概念や形式にとらわれず、先駆的・実験的な表現を試みること。また、その集団。(goo辞書

   蝦蟇口(がまぐち)

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    鉄砲玉(てっぽうだま)

 行ったきり帰ってこないこと。また、返事のないこと。「―の使い」(goo辞書

    悪口雑言(あっこうぞうごん)

 さんざん悪口を言うこと。いろいろののしること。また、その言葉。罵詈 (ばり) 雑言。(goo辞書)

116 煮染める(にしめる)

 食物をよく煮て煮汁の味をしみ込ませる。また、醤油がしみこんだような色になる。「こんにゃくを―・める」「―・めたような手ぬぐい」(goo辞書

    下駄を預ける(げたをあずける)

 相手に物事の処理の方法や責任などを一任する。「あとの処理は君に―・けるよ」(goo辞書

    深遠(しんえん)

 奥深くて容易に理解が及ばないこと。また、そのさま。深奥。「―な教理」 (goo辞書

    尻すぼみ(しりすぼみ)

  はじめの勢いが、終わりになるにしたがって衰えてくること。しりすぼみ。「人気が―になる」(goo辞書

 119 駒形提灯(こまがたちょうちん)

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  意に染まない(いにそまない)

 気に入らない。気がすすまない。「―◦ない縁談」(goo辞書

 127 逢坂の関(おうさかのせき)

 古代の関所。滋賀県大津市の南方の逢坂山にあった。関跡は西山茶屋ヶ谷に所在する。和銅2 (709) 年にはすでに設置されていたといわれ,のち愛発関 (あらちのせき) に代って鈴鹿,不破とともに三関の一つ。 (コトバンク画像

  満天下(まんてんか)

 この世に満ちていること。また、世の中全体。「―に知られる」(goo辞書

    気骨(きこつ)

 自分の信念を守って、どんな障害にも屈服しない強い意気。「―のある若者」(goo辞書

 128 旅愁(りょしゅう)

 旅先で感じるわびしい思い。たびのうれい。客愁 (かくしゅう) 。(goo辞書

    階梯(かいてい)

  学問・芸術などを学ぶ段階。また、物事の発展の過程。(goo辞書

    勇躍(ゆうやく)

 いさみ立ち、心がおどること。副詞的にも用いる。「―して決勝戦に臨む」 (goo辞書

    憂悶(ゆうもん)

 思い悩み、苦しむこと。「事業の不振に―する」(goo辞書

 129 隧道(すいどう)

 《「ずいどう」とも》トンネル。(goo辞書

 130 イデア

 《見られたもの、知られたもの、姿、形の意》プラトン哲学で、時空を超越した非物体的、絶対的な永遠の実在。感覚的世界の個物の原型とされ、純粋な理性的思考によって認識できるとされる。中世のキリスト教神学では諸物の原型として神の中に存在するとされ、近世になると観念や理念の意で用いられるようになった。(goo辞書

 131 鬱蒼(うっそう)

 樹木が茂ってあたりが薄暗いさま。「―とした森林」(goo辞書)

    深窓(しんそう)

 家の奥深い部屋の窓。家の奥深い所。多く、上流階級の女性の、世俗から隔離された環境をいう。「―の令嬢」(goo辞書

   俤(おもかげ)

 あるものを思い起こさせる顔つき・ようす。「目もとに父親の―がある」「古都の―は今やない」(goo辞書

132 嗤う(わらう)

 あざけりばかにする。嘲笑 (ちょうしょう) する。「一円を―・う者は一円に泣く」「間の抜けた失敗をして―・われる」(goo辞書

    譚(たん)

 物語を語る。また、物語。(goo辞書

 傾聴(けいちょう)

耳を傾けて、熱心に聞くこと。「―に値する意見」「―すべきお話」(goo辞書

    詭弁(きべん)

森見氏の小説には必ずと言っていいほど、この「詭弁」という言葉が登場するが、ここで今一度その意味を確認しておきたい。

道理に合わないことを強引に正当化しようとする弁論。こじつけ。「―を弄 (ろう) する」

sophism》論理学で、外見・形式をもっともらしく見せかけた虚偽の論法。(goo辞書

133 隠然(いんぜん)

表面ではわからないが、陰で強い力を持っているさま。「経済界に―たる勢力をもつ」(goo辞書

134 窪地(くぼち)

くぼんでいる土地。周囲よりも低くなっている土地。(goo辞書

 作務衣(さむえ)

禅宗寺院で、僧の作業着。上着は筒袖で打ち合わせをひもで結ぶ。下はズボン形で裾 (すそ) を絞る。(goo辞書) 画像

136 最後通牒(さいごつうちょう)

交渉の決裂も辞さないという態度で、相手に一方的に示す最終的な要求。「―をつきつける」(goo辞書

137 頭陀袋(ずだぶくろ)

僧が修行の旅をするとき、経文や食器などを入れて首にかける袋。(goo辞書

 不敵(ふてき)

敵を敵とも思わないこと。大胆でおそれを知らないこと。乱暴で無法なこと。また、そのさま。「―な面構 (つらがま) え」「大胆―」(goo辞書

 面構え(つらがまえ)

顔つき。特に、強そうな顔のようすにいう。「えらそうな―」「不敵な―」(goo辞書

138 闖入(ちゅんにゅう)

突然、無断で入り込むこと。「暴漢が会場に―する」「―者」(goo辞書

  瞑目(めいもく)

安らかに死ぬこと。「家族に看取られ―する」(goo辞書

 139 所業(しょぎょう)

 行い。しわざ。多く、好ましくないことにいう。「許しがたい―」(goo辞書)

 140 沛然(はいぜん)

 雨が勢いよく降るさま。「―として驟雨が来る」(goo辞書

    喫する(きっする)

 食う。飲む。吸う。「茶を―・する」(goo辞書

 141 相好(そうごう)

 顔かたち。顔つき。表情。(goo辞書

    相好を崩す(そうごうをくずす)

 にこやかな表情になる。顔をほころばせる。「孫の顔を見て―・す」(goo辞書

 142 俗物(ぞくぶつ)

 世間的な名誉や利益などに心を奪われている、つまらない人物。俗人。「―根性」(goo辞書

 145 恐れ入谷の鬼子母神(おそれいりやのきしもんじん)

 《「恐れ入りやした」の「いりや」を地名の「入谷」に掛け、同地にある「鬼子母神」と続けたもの》「恐れ入りました」をしゃれていう語。(goo辞書

 146 ありてい

ありのまま。うそ偽りのないこと。「―に言えば」(goo辞書

 発露(はつろ)

心の中にあるものや隠していたことがおもてに現れ出ること。また、現し出すこと。「真情を―する」(goo辞書

 御大(おんたい)

 《「御大将」の略》仲間・団体の首領、一家や店の主人などを親しんで呼ぶ語。 (goo辞書

    白雲(しらくも)

 白く見える雲。はくうん。しろくも。(goo辞書

 漂泊(ひょうはく)

所を定めずさまよい歩くこと。さすらうこと。流浪。「各地を―して歩く」「―の詩人」(goo辞書

 爪弾き(つまはじき)

 ある人を忌みきらって排斥すること。「同僚から―される」(goo辞書)

 行李(こうり)

竹や柳で編んだ箱形の物入れ。旅行の際に荷物を運搬するのに用いたが、今日では衣類の保管などに使用。「柳―」(goo辞書) 画像

151 奸計(かんけい)

悪いはかりごと。悪だくみ。「―をめぐらす」「敵の―に陥る」(goo辞書

153 倒けつ転びつ(こけつまろびつ)

たおれたりころがったり。あわてふためいて走るようすをいう。「倒けつ転びつ逃げ去る」 (コトバンク

154 台尻(だいじり)

小銃の銃床の下部の、肩に当てる幅の広い部分。(goo辞書) 画像

155 謙譲(けんじょう)

へりくだりゆずること。自分を低めることにより相手を高めること。また、控えめであるさま。謙遜 (けんそん) 。「―の美徳」(goo辞書

 美徳(びとく)

美しい徳。道にかなった行い。「謙譲の―」(goo辞書

    可惜(あたら)

 惜しくも。残念なことに。あったら。「―好機を逃した」(goo辞書

158 高説(こうせつ)

すぐれた意見。また、他人を敬って、その説をいう語。「御―を承る」(goo辞書

159 美人長命(びじんちょうめい)

美人薄命の反対の意味?樋口一葉を四文字熟語と勘違いしている金閣と銀閣が作ったTシャツなので、まあ適当といえば適当。

    奇天烈(きてれつ)

 非常に風変わりであるさま。多く「奇妙きてれつ」の形で用いる。「奇妙―な格好」(goo辞書)

 161 投擲(とうてき)

投げうつこと。投げること。「小石を―する」(goo辞書

    端倪(たんげい)

 物事の本と末、終わりと始めを推しはかること。あらかじめ予想すること。推測。「この子の才能には―すべからざるものがある」(goo辞書

艶然(えんぜん)

 にっこりほほえむさま。美人が笑うさまについていう。(goo辞書

 第四章はこちら

2016-02-29|
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