『有頂天家族 二代目の帰朝』 第四章 語句の意味まとめ

『有頂天家族 二代目の帰朝』を読むにあたって、個人的に分からなかった語句をまとめました。解釈については個人的なものなので、一つの’参考’として捉えて下さい。

第四章 大文字納涼船合戦(数字はページ数)

166 百萬遍知恩寺(ひゃくまんべんちおんじ)

京都市 左京区にある浄土宗七大本山の寺院。画像

 素読(そどく)

書物、特に漢文で、内容の理解は二の次にして、文字だけを声に出して読むこと。すよみ。「論語を―する」(goo辞書

 青空授業(あおぞらじゅぎょう)

青空の下での授業?屋外での授業の意味かと

167 輪をかける

程度をさらにはなはだしくする。「母親に―・けた見えっ張り」(goo辞書

 曼殊院道(まんしゅいんみち)

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168 一条寺下がり松(いちじょうじさがりまつ)

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  狸谷山不動院(たぬきだにざんふどういん)

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    頸木(くびき)

自由を束縛するもの。「―を逃れる」(goo辞書

169 俎上に上がる(そじょうにあがる)

俎上が「まな板」、俎上に上がる(俎上に載せる)とは、ある物事や人物を問題として取り上げ、いろいろな面から論じたり批評したりする。「政治改革を―・せる」(goo辞書

    悲哀(ひあい)

悲しくあわれなこと。「人生の―を感じる」「サラリーマンの―が漂う」(goo辞書

 171 引きも切らず(ひきもきらず)

絶え間なく。ひっきりなしに。「客が―詰めかける」(goo辞書

 175 波風を立てる(なみかぜをたてる)

 物事に面倒な事案揉め事持ち込むことを意味する表現。事を荒立てる。 (weblio

    耳朶(じだ)

みみ。「糸の音が再び落ちつきかけた―に響く」〈漱石・幻影の盾〉(goo辞書

 176 威厳(いげん)

 近寄りがたいほど堂々としておごそかなこと。「―を保つ」「―に満ちた態度」(goo辞書

    羊歯(しだ)

シダ。画像 調べてみたところ、葉の形が羊の歯に似ているからというのが由来だそう。諸説あり。

    御神燈・御神灯(ごしんとう)

1 神前に供えるあかり。みあかし。

2 芸人の家や芸者屋などで、縁起をかついで戸口につるした提灯 (ちょうちん) 。(goo辞書

 

 177 千客万来(せんきゃくばんらい)

 入れ替わり立ち替わり、多くの客が来ること。せんかくばんらい。(goo辞書

    言い草(いいぐさ)

人が言った言葉やその言い方。「親に向かって何という―だ」

言い訳。言い分。「向こうの―も聞いてみよう」

話のたね。語りぐさ。「世間の―になる」

言いがかり。(goo辞書

なんで草なの?と思って調べてみましたが、言い種(いいぐさ)の間違った表記が定着したようです(知恵袋

 178 含羞(がんしゅう)

 恥ずかしいと思う気持ち。はにかみ。はじらい。「頬に―の色を浮かべる」(goo辞書

    投了(とうりょう)

 囲碁や将棋で、一方が負けを認めて、勝負を途中で終了すること。(goo辞書

 179 顛末(てんまつ)

 《「顛 (いただき) 」から「末 (すえ) 」までの意》事の最初から最後までの事情。一部始終。「事件の―」(goo辞書

    黙然(もくぜん)

口をつぐんでいるさま。もくねん。「―と座っている」(goo辞書

180 かこつける

 直接には関係しない他の事と無理に結びつけて、都合のよい口実にする。他の物事のせいにする。事寄せる。「病気に―・けてずる休みする」(goo辞書

 181 南都(なんと)

  京都北都というのに対し,奈良のこと。 ↔ 北都 (weblio

 遣唐使船(けんとうしせん)

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    天平船(てんぺいせん)

遣唐使船のことだと思われます。なぜ天平というのか、こちらに書いてあります

 182 酒精(しゅせい)

エチルアルコールを含んだ飲料の総称。アルコール飲料。(goo辞書

    隠匿(いんとく)

 人目に触れないように隠しておくこと。「物資を―する」(goo辞書

 183 文殊(もんじゅ)

 「文殊菩薩 (ぼさつ) 」に同じ。(goo辞書

 184 思案(しあん)

あれこれと考えめぐらすこと。また、その考え。「―が浮かぶ」「どうしたものかと―する」

心配。物思い。(goo辞書

    烏丸通(からすまるどおり)

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    町屋の軒先で睨みをきかす鍾馗様も真っ黒焦げ(まちやののきさきでにらみをきかすしょうきさまもまっくろこげ)

鍾馗様というのが、神様であり、魔除けとしてその絵を屏風や掛け軸として飾ったり、屋根の上に鍾馗様の像を載せたりするという。(wikipedia

つまり、真夏の太陽によって屋根の上におわします鍾馗様も真っ黒焦げになるほど暑いという意味かと。

 185 蒼穹(そうきゅう)

あおぞら。蒼空。蒼天。(goo辞書

 186 罷り越す(まかりこす)

 (行く、来るの意)の謙譲語。参上する。参る。「仰せによりただ今―・しました」(goo辞書

 189 欧羅巴(よーろっぱ)

ヨーロッパのこと。欧州。

 天鵞絨(びろーど)

 画像

    耽読(たんどく)

 読みふけること。夢中になって読むこと。「深夜まで推理小説を―する」(goo辞書

    微に入り細を穿つ(びにいりさいをうがつ)

 非常に細かいところまでゆきとどく。微に入り細に入り。「―・った説明」(goo辞書

 190 電磁気学(でんじきがく)

 電気的、磁気的現象や、それらの相互作用を研究する物理学の一部門。(goo辞書

    飛行眼鏡(ひこうめがね)

 画像

    気息奄々(きそくえんえん)

 息が絶え絶えになって、今にも死にそうなさま。また、物事が今にも滅びそうな状態にあるさま。「不景気で―としている企業」(goo辞書

 191 きらい

 (「きらいがある」の形で用いる)好ましくない傾向。懸念。「独断の―がある」「考えすぎる―がある」(goo辞書

 193 飛び石を伝うようにして

飛び石→画像参照。つまり、飛び石から飛び石へジャンプするように、というようなニュアンス?

 194 肘鉄(ひじてつ)

《「ひじてっぽう」とも》

肘で人を突きのけること。

相手の申し出・誘いなどをはねつけること。ひじてつ。(goo辞書

    不穏(ふおん)

 おだやかでないこと。状況が不安定で危機や危険をはらんでいること。また、そのさま。「―な空気が漂う」「政情―」(goo辞書

 195 卒倒(そっとう)

 脳貧血などにより突然意識を失って倒れること。「驚きのあまり―する」(goo辞書

 196 狼藉(ろうぜき)

 《「史記」滑稽伝による。狼 (おおかみ) は寝るとき下草を藉 (ふ) み荒らすところから》無法な荒々しい振る舞い。乱暴な行い。「―を働く」「乱暴―」(goo辞書

    申し開き(もうしひらき)

 非難を受けたり疑惑をまねいたりした事柄について、そうせざるをえなかった理由や身の潔白を述べること。弁明。釈明。言い開き。「―をする」「―が立たない」(goo辞書

 197 落魄(らくはく)

 衰えて惨めになること。落ちぶれること。零落。らくたく。「―の身」「事業につまずき―する」(goo辞書

 198 天啓(てんけい)

 天の啓示。天の導き。神の教え。「―にうたれる」(goo辞書

   迂闊(うかつ)

 うっかりしていて心の行き届かないこと。また、そのさま。「そんな大事なことを見落とすとは―だった」「―にも口を滑らす」(goo辞書

 199 愛宕山太郎坊(あたごやまたろうぼう)

京都の愛宕山に祀られる天狗。(wikipedia

 203 十把一絡(じっぱひとからげ)

 いろいろな種類のものを、区別なしにひとまとめにして扱うこと。また、一つ一つ取り上げるほどの価値がないものとしてひとまとめに扱うこと。「―にして考える」(goo辞書

 204 牛車(ぎっしゃ)

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    御所(ごしょ)

京都御所のこと。京都府京都市上京区にある皇室関連施設[1]。(wikpedia

 205 凡庸(ぼんよう)

 平凡でとりえのないこと。また、その人や、そのさま。「―な(の)人物」(goo辞書

    満悦(まんえつ)

 心が満ち足りてよろこぶこと。「手厚いもてなしに―する」「―至極」(goo辞書

 210 玄界灘(げんかいなだ)

九州の北西部に広がる海域。(wikipedia

212 精魂(せいこん)

たましい。精神。「―込めて作り上げる」(goo辞書

  無上(むじょう)

この上もないこと。最もすぐれていること。また、そのさま。最上。「―な(の)喜び」「―な(の)幸せ」(goo辞書

221 畏敬(いけい)

 崇高なものや偉大な人を、おそれうやまうこと。「―の念を抱く」(goo辞書

一顧(いっこ)

ちょっと振り返って見ること。ちょっと心にとめてみること。一考。「―だにしない」(goo辞書

第五章はこちら

2016-03-10|
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