『有頂天家族 二代目の帰朝』を読むにあたって、個人的に分からなかった語句をまとめました。解釈については個人的なものなので、一つの’参考’として捉えて下さい。
第五章 有馬地獄(数字はページ数)
228 有馬温泉(ありまおんせん)
兵庫県神戸市北区有馬町(旧摂津国)にある温泉。(wikipedia)
豊太閤(ほうたいこう)
豊臣秀吉の敬称。(goo辞書)
231 暮色(ぼしょく)
夕暮れの薄暗い色合い。暮れかかったようす。「―が迫る」(goo辞書)
山間(やまあい)
山と山との間。山峡 (やまかい) 。さんかん。「―の小さな村」(goo辞書)
偉容(いよう)
仰ぎ見るほどのすぐれてりっぱな姿。堂々たる姿。「富士の―を仰ぐ」(goo辞書)
232 有馬兵衛の向陽閣(ありまひょうえのこうようかく)
後顧の憂い(こうこのうれい)
あとに残る気遣い。あとあとの心配。「―のないように保険に入る」(goo辞書)
太陽政策(たいようせいさく)
韓国の金大中(キム・デジュン)政権(1998〜2003年)が北朝鮮に対してとった政策。この政策が00年6月の南北(朝鮮)首脳会談を実現させた。イソップ物語にある「北風と太陽」の寓話のように、北を改革・開放に向かわせるには、北風のような対決よりも、太陽のごとき融和を図るべきだ、との考えからだ。(コトバンク)
ここでの意味は、上の部分の後半である「北を改革・開放に向かわせるには、北風のような対決よりも、太陽のごとき融和を図るべきだ」というニュアンスだと思われます。
234 撫で斬り(なでぎり)
1 刃物でなでるようにして切ること。薄くそぐように切ること。
2 たくさんの人を、片端から切り捨てること。また、多くの相手を打ち負かすこと。「群がる敵を―にする」(goo辞書)
死屍累々(ししるいるい)
たくさんの死体が折り重なって倒れており、非常にむごたらしいさま。(goo辞書)
235 百日紅(さるすべり)
いかめしい
1 おごそかで重々しい。威厳がある。「―・い家構え」「―・い肩書き」
2 物々しく厳重である。「―・い護衛がつく」
3 りっぱである。すばらしい。(goo辞書)
炭酸煎餅(たんさんせんべい)
236 精悍(せいかん)
顔つきや態度に勇ましく鋭い気性が現れていること。また、そのさま。「―な目つき」(goo辞書)
灌木(かんぼく)
「低木 (ていぼく) 」に同じ。低い木。ふつう高さ約2メートル以下の樹木。主幹がはっきりせず、根ぎわから数本に分かれて出るものが多い。(goo辞書)
249 邏卒(らそつ)
1 見回りの兵卒。巡邏兵。
2 明治初期の警察官の称。のち、巡査と改称。(goo辞書)
251 紫檀(したん)
峨峨(がが)
山や岩石などが険しくそびえ立っているさま。「―たる稜線」(goo辞書)
256 臍を固める(ほぞをかためる)
決意を固める。覚悟を決める。「―・めて事に当たる」(goo辞書)
釣瓶落としの秋の日は沈み(つるべおとしのあきのひはしずみ)
諺「秋の日は釣瓶落とし」のことだと思われ。秋の日が急に沈むことを、井戸に落とす釣瓶にたとえていう言葉。(コトバンク)釣瓶とは、井戸についている桶のこと。
257 蘇芳色(すおういろ)
丹前(たんぜん)
258 然として(ぜんとして)
名詞に付いて、そのもののようなようすであるということを表す。「紳士然とした人」(コトバンク)
265 身捨つるほどの狸はありや(みすつるほどのたぬきはありや)
寺山修司「マッチ擦るつかのま海に霧ふかし身捨つるほどの祖国はありや」の句を文字ったもの?元の句の解説はこちら。
哄笑(こうしょう)
大口をあけて笑うこと。どっと大声で笑うこと。「腹をゆすって―する」(goo辞書)
ウィリアムテル
弓の名手だったらしい。詳しくはこちら
268 沈思黙考(ちんしもっこう)
沈黙して深く考えること。(goo辞書)
275 巨魁(きょかい)
頭目。首領。ふつう、悪者の頭領をいう。「暗黒街の―」(goo辞書)
276 爛々(らんらん)
光り輝くさま。また、鋭く光るさま。「目が―とする」(goo辞書)
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