辻村深月『スロウハイツの神様 下巻』語句の意味まとめ

スロウハイツの神様(下) (講談社文庫)

スロウハイツの神様(下) (講談社文庫)

辻村深月さんの『スロウハイツの神様 下巻』を読了。5時間で一気に読みました。途中、分からなかった語句の意味を調べたので参考までに。数字はページ数です。以下、感想、ネタバレ。

73 みそっかす

価値の無いものの例え。(wikipedia

126 饐える(すえる)

飲食物が腐って酸っぱくなる。「御飯が―・える」「―・えたにおい」(goo辞書

144 甲斐甲斐しい(かいがいしい)

頼りがいのあるさま。頼もしいさま。(goo辞書

149 ひくつく

細かく震え動く。ひくひくと動く。「鼻が―・く」(goo辞書

157 なあなあ

相手と適当に折り合いをつけて、いい加減に済ませること。「なあなあで話をつける」「なあなあの間柄」(goo辞書

278 剣幕

怒って興奮しているようす。いきり立った、荒々しい態度や顔つき。「すごい剣幕でどなり込む」「激しい剣幕を見せる」(goo辞書

305 いかばかり

どれくらい。どれほど。「悲しみは如何許りかと思いやる」(goo辞書

349 ノンブルナンバー

ページ番号のことだそうです。(weblio

353 むくれる

怒ってむっとする。ふくれっつらをする。「―・れて答えない」(goo辞書

356 モノローグ

演劇で、登場人物が相手なしにひとりで言うせりふ。独白 (どくはく) 。⇔ダイアローグ。(goo辞書

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読んだ直後の感想は、神様ってこういうことね、と。タイトルに隠された意味が分かった瞬間鳥肌がたちました。最初は、特定の誰か一人を指す言葉なのかな、と思っていたんですが違いました。

一番意外だったのが、作中に登場する「コーキの天使ちゃん」の正体です。その正体については、是非小説をご自身で読んで判断して頂きたいのですが、今まで散りばめられていた伏線回収は見事としか言いようがありません。コーキの天使ちゃんの「天使」とは神様の使いとされていますが、この作品でも天使の意味がタイトルに集約されるように出来ています。面白かった。

スロウハイツに住む登場人物6人(7人)は、まるで実際に生きているかのようにリアリティがあります。あたかも自分がスロウハイツの住人の一人になったかのような錯覚にとらわれました。個人的に一番好きなキャラクターは、赤羽環ですね。

これは文庫本の帯なんですが。辻村深月さんの作品はこうして読むべし!というガイドがあります。この作品は『凍りのくじら』の次である2番目に読むと良いですよ、とあります。それもそのはず、この小説の下巻から、前作『凍りのくじら』の主人公であった芦沢真帆子(芦沢光)が登場してきました。別の作品に、別の作品である主人公や登場人物が登場するって面白いですね。高校生の頃に伊坂幸太郎さんにはまって、『オーデュボンの祈り』から読んだりしましたが、彼の作品も同じような演出がされているので、オススメです。

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さて、次は『冷たい校舎の時は止まる 上巻』を読みます。

2017-09-14|
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