辻村深月『スロウハイツの神様 上巻』 語句の意味まとめ

スロウハイツの神様(上) (講談社文庫)

スロウハイツの神様(上) (講談社文庫)

 

辻村深月さんの作品『スロウハイツの神様』を読了。2日で一気に読みました。この作品は辻村深月さんの代表作品でもあります。作品中に登場する難しい言葉の意味を調べて書いておきます。数字はページ数(文庫本)です。

22 打つ(ぶつ)

演説する、語る意などを強めていう語。「一席―・つ」(goo辞書

23 のらくら

怠けて遊んでいること。また、そのさまや、その人。「のらくら者」
「彼のような―な息子を生んだことを」〈佐藤春夫・都会の憂鬱〉(goo辞書

77 華美(かび)

はなやかで美しいこと。また、はなやかすぎて不相応なこと。また、そのさま。派手。「―を極める」「―な服装」(goo辞書

82 ミーハー

「みいちゃんはあちゃん」の略。ふつう「ミーハー」と書く》軽薄な、また、流行に左右されやすいこと。また、その人や、そのさま。「みいはあな発想」「みいはあ向けの商品」(goo辞書

なぜ「みいちゃんはあちゃん」かというと、こちらに詳しく書いてあります。

182 愛憎相半(あいぞうあいなかば)

愛と憎しみの相対する感情を半分ずつ感じている様子。同じ対象に対して、愛しいという気持ちと憎らしいという気持ちを同程度感じるさま。(weblio

192 スティグマ

傷 っていう意味らしいです。wikipedia

196 イノセント

純潔な。また、無邪気な。「イノセントな愛」「イノセントな遊び心」(goo辞書

208 屋台骨(やたいぼね)

一家を支える働き手。また、組織などをささえる中心となるもの。「屋台骨がゆらぐ」(goo辞書

214 ネアカ(根明)

ねっから性格が明るいこと。また、そのさまや、そういう人。「根明な(の)お調子者」⇔根暗 (ねくら) 。(goo辞書

236 地で行く(じでいく)

想像上の事柄などを現実の世界で実際に行う。「小説を―・く」(goo辞書

264 カタルシス

精神の浄化作用、ということらしいです。(知恵袋

265 歯牙にもかけない(しがにもかけない)

問題にしない。無視して相手にしない。「世間のうわさなんか―◦ない」(goo辞書

279 フーリガン

不良。ごろつき。あばれ者。(goo辞書

306 てらいなく

→てらう。自分の学識・才能・行為などを誇って、言葉や行動にちらつかせる。ひけらかす。「才を―・う」「奇を―・う」(goo辞書

323 青天の霹靂(せいてんのへきれき)

急に起きる変動・大事件。また、突然うけた衝撃。(goo辞書)霹靂といのは、急な雷という意味らしいです。

330 クレバー

clever、賢い、という意味でしょうか?それ以上の意味(ずる賢い)というようなニュアンスもありそうですが。

スロウハイツの神様は、下巻から一気に面白くなると聞いています。次は下巻を読むつもりでしたが、『V.T.R.』を上下巻の間に読むと良い、と聞いたので、先にそっちを読んでみようかと。上巻を読んだ方なら既にお分かりでしょうが、チヨダ・コーキのデビュー作品をそのまま小説化したものなのでしょうか?単にタイトルが同じ?このあたりも面白いですね。ということで、書店で『スロウハイツの神様 下巻』と『V.T.R.』を同時に買ってきます。

2017-09-10|
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