残暑が厳しい9月、皆様いかがお過ごしでしょうか。僕は思い切ってエアコンを自分で分解掃除したら元に戻らなくなりました。
なぜエアコンを分解掃除したのか。それはエアコンがカビ臭かったからです。しかしカビ取りをするために業者に依頼すると1万円以上掛かってしまいます。それで自分で掃除できないかなーと調べてみたところ、YouTubeにエアコンの分解掃除系の動画がたくさんあるじゃないですか。それを見て「なんだ、僕でもできるじゃん!」盛大に勘違いし、分解掃除を自分でするに至ったのです。
しかし、分解してはいけない所まで分解してしまった僕は、カビ取りをしたはいいものの、元に戻せなくなりました。結局正規の修理業者に来てもらい、修理してもらったのです。折角なので、今後の自分への戒めとして記録を残しておきます。
今回掃除したのはこのエアコンです。
2011年製のエアコンで、当時としては話題の「光速ストリーマ」(空気清浄機みたいなもの)を搭載しています。年季が入っているというのもあって、けっこうカビがびっちり生えていました。このカビ取りをエアコン掃除の業者に依頼すると、大体1万円から1万5千円くらいでやってくれるそうです。しかし検索していただければ分かりますが、YouTubeでエアコン掃除系の動画が結構アップされています。その動画の中に、カビ取りの動画があるのですが、そういうのを見ると、素人でもできそうなんですよね。まぁ失敗したんですけど。
念の為書いておくと、別にYouTubeのせいにしようという訳ではありません。動画をみて僕でも掃除できると思ったらできなかった、責任をとれ!ふざけるな!と書きたい訳ではありません。僕が書きたかったのは、エアコンの型によっては分解掃除できるものとできないものがある、ということです。
詳しく書きます。大体その動画で分解掃除をしているのは、シロッコファン(中で回転して風を送るやつ)の右側がネジで外せるタイプです。そのタイプのエアコンは分解掃除ができます。しかし僕の使っているエアコンはシロッコファンがネジで固定されている訳ではなく、直接モーターとくっついているタイプのものでした。このタイプのエアコンのシロッコファンを外すためには、まず一番右の電源部分を外し、次にモーターを外す必要があるのです。それが難しいのです。素人がモーターとシロッコファンの噛み合わせや、電源部分をいじってしまうと上手く動かなくなって動作不良の原因となるんですよね。電源をいれてもエラーコードが頻発して動かなくなります。僕はそこで詰みました。色々と試行錯誤したのですが、結局このシロッコファンとモーターの噛み合わせ問題が解決できず、業者を呼ぶ羽目になったのです。
このような理由により、シロッコファンの右側がネジ止めされているタイプのエアコンに限って素人でも分解掃除ができる、といえます。ネジを外してしまえば、あとはエアコンの左側からシロッコファンを引き抜くだけなので、右側をまったくいじらずに掃除ができます。あとはエアコンの左側に壁が無いことが条件です。隙間がないとシロッコファンが抜き出せませんから。この2つの条件をクリア出来るのならば、YouTubeの動画を見て自分で掃除出来るはずです。とは言っても素人が分解掃除すること事態とても難しいので、きちんとやってくれる業者を呼んで掃除してもらったほうがいいかもしれません。1万円払っても、そっちのほうが時間もかかりませんし、結果的に手間もかからないでしょう。
ただしやってみて分かったことですが、時間こそかかりますが、分解をしなくてもシロッコファンは掃除できますし、カビも取れます。下の送風口から蓄圧式噴霧器とブラシ、洗剤をつかって地道にこすっていくのです。
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時間こそかかりますが、このような道具を使って送風口から地道にやっていけば1,2時間程度で綺麗になるのではないでしょうか。シロッコファンの裏側にびっちりとカビが生えているので、そこをブラシで擦ることがポイントです。あとは中性洗剤(バスマジックリンなど)を熱交換器にシュッシュして、きれいな水を蓄圧式噴霧器で噴射するという流れですね。壁が濡れないように、そして電源が濡れないようにきちんと養生することが必要です。養生には布マスカーや、エアコン洗浄に特化したものがあります。そのへんは動画を見れば大丈夫でしょう。(余談ですが、エアコンの掃除業者はだいたいこの方法です。分解して万が一動作しない、となってしまった場合に責任がとれないので)
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これらの道具を使えば簡単にエアコンの掃除は出来ます。僕は調子に乗って分解して元に戻せなくなったため、正規の業者さんに直してもらいましたが、次からは分解しない方法で自分で掃除してみます。なお、今回は1万8千円で直してもらいました。(きちんと直して下さったダイキンの業者さん、本当にありがとうございました。)