【Coloso練習帳】らんふ_chapter8

らんふ先生「色塗り×構図で印象づけるキャラクター描画術(全24講 27時間 22分)」を購入したので消化していきます。今回はchapter8_塗り方の効果の違い。

後はあまり詳しく書くとなんか言われそうなので以下メモ書き程度。


影の付け方、アニメ塗りと厚塗りの違いについて解説していく。根本的に意識していることは両者同じだ。そのうえでポイントを解説していく。

アニメ塗り。特徴は必要最低限の影を落とすこと。立方体の表現は面が分かれるところ、側面に影を落とす。円柱に影を乗せる場合はある場所で区切って影を落とす。そして影に段階を設けない。塗りムラも生じなければボカシもかけない。厚塗り。形態の詳細を表現する影を入れる。もっと言えば影に段階を設けていく。立方体は側面と手前で影の濃さが違うし、円柱は多段階に影がかかる。厚塗りは水彩筆のような色むらが生じやすい筆を使おう。場合によってはボカシを使って色ムラをなじませる。

それによって視聴者が受ける印象の違い。アニメ塗りは一目見た時に見やすい。線がはっきりしていてキャッチーなイメージ。キャラクター感が演出され、デフォルメの効いた絵柄とマッチしやすい。例えばアクリルキーホルダーなどのキャラクターグッズを作る時に重宝する。厚塗り。情報量が多いので重厚感のあるイラストになる。例えば画集などのグッズ展開やゲームのキャラクターデザイン(2025年現在のトレンド)だったりするアニメ塗りと比べてリアリティがある。作品を作るにしても、私(らんふ先生)はリアリティ重視ならば厚塗り、アニメ塗りやSDキャラクターを描くときはアニメ塗りで描くことが多い。

実演。2枚の下塗りされた同じイラストにアニメ塗り、厚塗りで影をつけていく。アニメ塗りは色ムラは必要ない。ハイライトも境界をはっきりさせる。グラデーションも使わない。明るいか、暗いか。目もハイライトと反射光を入れる程度にする。服も影の色味を統一、ムラを無くす。厚塗り:アニメ塗りと違うのは顔に球体感を出す。エアブラシを使って顔の中心にグラデーションを施している。光が当たっている箇所は周りよりも明るくしている。例えば髪の毛の同じ部位でも手前にぴょこっと出ている毛は明るくしている。髪の毛も前髪は透け感を演出したいので、肌の透明感を載せている。ハイライトは逆光であるが、厚塗りでは反射光をしっかり入れよう。頭は球体なのでそこを意識して情報量を増やす。目もハイライトは塗りムラが出るようにしている。キャラクターの腕は円柱を意識して手前と奥で影の量や重さが違う。最後に色トレスしよう。アニメ塗りは色トレしないことが多い。

アニメ塗りも厚塗りも基本的には影を入れる位置やハイライトは同じだ。その影を細かく分けているのが厚塗りだ。大事なのは前章で解説した影をつけるルールを徹底すること。


アニメ塗りと厚塗り、それぞれについて調べたりしたことはあったが両者の違いなど具体的に学んだのは初めてだ。おおよそイメージしていた概念と変わらなかったが、今まで両者を混ぜて中途半端な塗りをしてしまっていたと反省している。器用な人は両者の良いところを取りながらオリジナルの良さを出していたりもできるだろうが、私の場合は悪い意味で中途半端になっていたので、この講座を機会に両者の塗りをしっかり勉強していきたい。

2025-10-23|
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