まきあっと先生「スランプから抜け出すカジュアル風イラスト秘訣ノート」(全100講 49時間 12分)を購入したので消化していく。今回はchapter60_露出補正。
主に人体ドローイングの作品はそのままアップしていることが多いが、それ以外のノート等には一応モザイクをかけている。というのも、「作品」はアップしていいよとcoloso規約*に書いてあるが、それ以外については書いていないからだ。深読みしすぎかもしれないが、「作品以外については」アップするなと読むこともできる。つまりそこら辺はグレーゾーンなので深く立ち入ることはしない。モザイクをかけたノートに意味があるのかは分からないが、どちらかというと私自身の寝落ち防止&モチベ維持の意味が大きい。その点はご容赦いただきたい。
*各講座の講座資料「講座資料、提供ファイルの取扱について.pdf」より
また講座を受講する順番はsection1→section4→section5→section6→section2→section3を予定している。※section11(93章から100章)のみ各sectionが終わったタイミングで都度、受講する。飛び飛びになるがご容赦頂きたい。
後はあまり詳しく書くとなんか言われそうなので以下メモ書き程度。
絵を描いていると、とても明るかったり暗く描いたりする人がいる。例えば夜景を描く時だ。夜は当然暗いので暗い色を使うべきだと思われるだろう。あるいは逆光の状態。光がキャラクターの後ろから来るのでキャラクターの前面が暗くなりすぎてしまい全体が暗くなる。このように、もう少し調整できる余地があるにも関わらず、暗く描くべき・明るく描くべきという固定観念がある事によって絵のバランスが崩れる時がある。
これらを解決するには露出について理解しよう。露出を知っていれば上記の固定観念を崩すことができる。露出というのは写真の用語で、写真を明るく・暗く調整する技術の一つだ。結局は絵を描く時も写真と同じ考えが適用できる。なぜならキャラクターがいるだけで、皆さんは既に写真家のように照明や色温度、構図の調整を意識してきているからだ。そして最後に補正をすることは写真家と同じなのだ。
写真のフィルムは見たことがあるだろうか。黒くて半透明、いわゆる特殊な紙だ。この時フィルムに撮ろうとする像を、物体の光としてフィルムに当てる。明るさは露出する時間によって変わる。ある意味では昔の補正機能だ。どれだけフィルムを光に露出させたかなので、露出と呼ぶ。露出にどのような違いがあるかを自分で観察したい人はフォトショップの露出機能を使ってみよう。残念ながらクリスタには露出機能は無いので、ここではサンプルで紹介する。
画面真ん中が本来の写真。これが適正な露出だ。露出が適正だと写真が鮮明になるが、例えば左や右は間違ったものだ。そうしなければ見る人が現実的に鑑賞することが出来ない。右側は露出過度、全体的な明るさが強力になる。太陽光が天気によって明るかったり暗くなったりするが、太陽光がものすごい明るいイメージだ。これによって彩度も変化する。結果的には光が当たる部分がよりまとまってしまう。白飛びする領域も増えて石膏像などの模様は見えない。左は露出不足、暗い部分がまとまる印象を与える。一方で暗い領域が増えている。露出不足は逆に光そのものがとても弱くなっている。つまり露出の調整は太陽光の調整なのだ。
先程も説明したが、夜は必ず暗く描かなければならないと思われるかもしれない。しかし露出を高めて補正をかければ夜に撮った写真を明るくすることもできる。青色の雰囲気が備わっていれば夜の雰囲気が出たりもする。そして補正はカメラレンズの中だけで起こるものではなく私達の目の中でも起こる。例えば明るい場所から急に暗い場所に行った時は真っ暗だが次第に目が慣れてくる。あるいはよく寝た後カーテンを開ける瞬間とても眩しくなる。
写真の解説。昼間の屋内(晴れ)では家の中で照明をつけても屋外より暗い。すると外から逆光が入って人物の顔が暗く映ることがある。その状況で露出の概念を知っていれば補正ができる。屋内にいる人物の露出を高めるのだ。よく見ると窓の外側は露出過度になっている。しかし結果的に外にあるオブジェクトや背景が白飛びして、手前のキャラクターに集中できるようになっている。写真家ではこのようなやり方が当たり前だが、絵を描く人ではその概念が希薄な人が多い。もう1枚解説。最初は背景のビルがしっかり見えたが露出補正をして手前の人物に焦点を当てた。とても明るくて雰囲気も神秘的に見える。背景をメインに描きたい人もいるのでどこまで補正するかどうかは人それぞれだ。
もう一つ知ってほしいことがある。美少女系においては露出過度になる傾向があるということだ。明るい雰囲気で描くため露出が若干過度になる。結論的には光の部分は明るく、影から固有色が出るイメージに落ち着く。露出を知っていると活用先がとても多い。自分にとっての適正な露出を普段からよく観察して個性として活かせるように工夫していこう。
露出に関しても応用論点だ。というか光の章が全て応用に近い部分がある。写真の補正の概念をイラストに適用することは考えたこともなかった。前の章でも述べたが、ここはサラッと流す程度にとどめておいて色温度の統一から始めたい。
面クロッキー1時間くらい。服のシワを描くのが苦手なのでそこを重点的に練習したいかも。

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