【Coloso練習帳】キムラッキ chapter26

キムラッキ先生「人体図形化ドローイング入門」(全27講 44時間 41分)を購入したので消化していく。今回はchapter26 重心を考え創作で動的な姿勢を作る。後はあまり詳しく書くとなんか言われそうなので以下メモ書き程度。

また受講にあたってはchapter1からchapter5までは後回しにする。というのも最初は透視遠近法の話だからだ。chapter6から人体のドローイングになるので、私のモチベーション的にまずそこから進めて、chapter1から5を最後に回す。

私はノートを取らないと寝てしまう性格なので、できる限りノートを取っている….が、coloso規約によりノートには一応モザイクをかけている。というのも、「作品」はアップしていいよと規約*に書いてあるが、それ以外については書いていないからだ。深読みしすぎかもしれないが、「作品以外については」アップするなと読むこともできる。つまりそこら辺はグレーゾーンなので深く立ち入ることはしない。モザイクをかけたノートに意味があるのかは分からないが、どちらかというと私自身の寝落ち防止&モチベ維持の意味が大きい。その点はご容赦いただきたい。(人体ドローイングの作品はそのままアップすることが多いだろう。)

*各講座の講座資料「講座資料、提供ファイルの取扱について.pdf」より


前回に続いて、ラッキ式人体の練習(応用編)。走るポーズとパンチするポーズがある。ほとんどのポーズはこの2つのポーズから派生しているので、まずは2つのポーズについて研究しよう。走るポーズは連続している動作だ。走るというと足が前後に出ている映像が記憶に残りがちだが、実際は足が交差する瞬間がある。皆さんが走るポーズを考える時足と足の間隔が離れきって、足を伸ばしきって空中に浮いている場面が思い浮かぶだろう。なので絵を描く観点から見るとそのような場面を描くとインパクトに残るのだ。

横から見てみよう。走るときは腰を伸ばそう。キャラクターが腰を丸めて走ると違和感が出てしまう(キャラクターの性格によっては腰を丸めるのもアリだ)。またスピード感を出すためにはキャラクターの胴体を深く前傾姿勢にしよう。要するに走るポーズとは足の間隔が大きく開いて、上半身の傾きと骨盤の傾きがずれる。このポーズでは左足を前に伸ばして右腕を上げているので腰の運動まで含めて走っていることが分かる。このように、走るときは腕を左右に振って足を前後に動かしながら腰もひねっているということが分かった。

次はパンチのポーズだ。そもそもパンチは攻撃するポーズ。体を少し斜めにして相手からの攻撃を意識しながら(つまり防御しながら)行う動作だ。パンチにはジャブやストレートパンチがあるが、後者のほうが威力が大きいし見た目にインパクトがある。ストレートパンチは左右の腕と足の反対が前に出る。横から見ると深く踏み込んでいることがわかる。つまり走るポーズと共通点だ。真上からストレートパンチを見てみると肩の動きと骨盤の動きがズレている事がわかる。つまり腰がひねられているのだ。また右手を前に伸ばしているならば右足は後ろに伸ばされている。以上のことを頭に入れたうえで実際に描いてみよう。

女性から描こう。走るポーズ。インパクトのあるポーズにしなければならないので腰がひねられる。はしる時真っすぐ伸ばした足はかかとから着地する。ここで一つ注意点だが、後ろの足はあまり後ろには曲がらない。再び横からのポーズの解説。股関節は後ろには動かないのだ。もっと後ろに伸ばそうとすると骨盤自体を傾けなければならない。腕をふる角度が大きいほど走るスピードも速くなる。肩に大きな荷物を担がせよう。バイクを担いているストーリーにしてみよう。するとロボット、とりわけ女性のロボットになる。重いものを担ぐことでパワーが有ることを伝える。バイクのデザインは置いておいて、このようなストーリーが生まれていくのだ。今日はいろいろなポーズを描いてくのでそこまではかき込まず髪の毛だけにしよう。足を前に出しているので円柱が前に出ている。走っているのでかかとから着地する。つま先の方向に気をつけよう。(1/5)

今度は男性キャラクター。少し速く走っているポーズ。速く走るためには体がかなり傾く。骨盤の動きもずれる。足が後ろに伸びて骨盤がその分高くなる。前の方を向いている太もも、後ろに伸びている足を描こう。腕はどれだけ大きくふるのか、拳の方向も大事だ。走るときは肩は後ろに引かないで腕だけが後ろに伸びる。髪が風に吹かれる。腕の流れと太さ、円柱の方向(量感)。ここで銃を持たせて走らせてみようするとストーリーが生まれる。胸骨の傾き、尻。地面を蹴る足はつま先だけが地についているだろう。口だけ描いても表情は伝わる。首は胸鎖乳突筋を描こう。首は円柱の形だ。いま体を前に倒しているので胴体だけを見るとハイアングルに近い。体の厚みまで考えながら人体を描こう。僧帽筋の厚みも追加しよう。拳が一番手前に出ているということも確認しよう。どの部分が一番レンズに近いのか(手前なのか)を意識。人体はまず大きな流れを捉えて細部を整えていく。顔の形が整っていないのに目や鼻や口を描き込んでも意味がないのと一緒だ。つま先の足については以前勉強した。この曲がる部分を基準として、デコボコの法則を思い出そう。銃のグリップは斜めになって握りやすいように作られていることは以前話したとおりだ。(2/5)

男性キャラクターで追撃シーン。インパクトのあるポーズを作るのが今の目標なので腰をひねって動勢を作ろう。膝が前に出ている。そして動勢によっては片足や片腕が隠れてしまうが、インパクトを与えたいのならば四肢がしっかり見える角度から描くべきだ。自分がかいた絵を見てくれる人たちを考えたときに絵に集中してもらうためには、四肢が隠れているとその箇所がどうなっているか想像してしまう。そこを意図的に発生させることを除いてしっかり見える角度から描くべきなのだ。肉付け。肩の鎖骨位置(手前)から。腕の流れ。この時銃を支えている手はよくわからなかったら映画などの資料を参考にしてみよう。顔に隠れた首を描く時、どれくらい見えるのかを考えるのが難しい。いろいろな動勢のポーズを描いていくことで経験値を積んでいこう。最も手前なのは顔の部分だ。鎖骨が伸びて僧帽筋がある。僧帽筋の稜線のライン、肩の部分を図形化していこう。一番難しいのは図形化や筋肉よりも動勢だ。練習をたくさんしていこう。(3/5)

男性で剣を振っているポーズ。剣を握っている手と方向も大事だ。地面から若干浮いている(つまりジャンプしている)ポーズだ。絶対的ではないがインパクトの有るポーズは腰が曲がっていることが多い。僧帽筋も収縮している流れを捉えよう。脊椎の流れはこうなって背中の部分そこから広背筋、肋骨の下へとつながる。後ろに伸びている手の方向も大事だ。足は地面を蹴っているので爪先立ちと同じ。(4/5)

(上のポーズの続きで)剣を振り下ろした時。骨盤が後ろに倒れる。何かを切った時その対象を見つめるのが普通なので、攻撃した対象に視線を向けよう。これもパンチしての連続動作からの応用だ。骨組みができたら肉付け。鎖骨、僧帽筋のライン、肩の流れ。この角度から肩を区切る時一番難しい図形ができたりする。このような動きだけでもあと20講くらいすすめることができるが、パンチするポーズで下半身はアングルを回しただけ。そして腕は剣を持たせただけだ。武器を振ったあとはよく内股になる。ほとんどのポーズは基礎ポーズの応用なので把握したポーズをどこに落とし込めるかどうかの訓練が大事だ。後ろ足は地面を蹴っているので爪先立ちだ。(5/5)

ドローイング終了:ラッキ式人体の練習の続きの回。銃や刀は適当に描いた。なぜなら人体ドローイングがメインの課題であって、小物やオブジェクトはここでは重用ではないからだ。(というのは建前であって、正直に書くとそこまで描く気力がなかった。)なんとかここまでたどり着けたが、劣化版のラッキ式人体を描けるようにはなった。そして基礎ポーズが描ければ応用ポーズに落とし込むのはそんなに難しくないということを学んだ。あとはひたすら練習あるのみだろう。残りは27章と1-5章の6講義だ。最後まで頑張っていきたい。

2025-03-03|
関連記事

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

This site uses Akismet to reduce spam. Learn how your comment data is processed.