【Coloso練習帳】キムラッキ chapter17

キムラッキ先生「人体図形化ドローイング入門」(全27講 44時間 41分)を購入したので消化していく。今回はchapter17 大腿骨と関節。後はあまり詳しく書くとなんか言われそうなので以下メモ書き程度。

また受講にあたってはchapter1からchapter5までは後回しにする。というのも最初は透視遠近法の話だからだ。chapter6から人体のドローイングになるので、私のモチベーション的にまずそこから進めて、chapter1から5を最後に回す。

私はノートを取らないと寝てしまう性格なので、できる限りノートを取っている….が、coloso規約によりノートには一応モザイクをかけている。というのも、「作品」はアップしていいよと規約*に書いてあるが、それ以外については書いていないからだ。深読みしすぎかもしれないが、「作品以外については」アップするなと読むこともできる。つまりそこら辺はグレーゾーンなので深く立ち入ることはしない。モザイクをかけたノートに意味があるのかは分からないが、どちらかというと私自身の寝落ち防止&モチベ維持の意味が大きい。その点はご容赦いただきたい。(人体ドローイングの作品はそのままアップすることが多いだろう。)

*各講座の講座資料「講座資料、提供ファイルの取扱について.pdf」より


今回からは下半身。まず骨盤と股関節について。骨盤と大腿骨の間に隙間があるが、これを股関節という。骨盤の図形化を以前やったが今回はこれを詳しく見ていこう。股関節のある部分、大腿骨が股関節にハマっている部分を大腿骨頭という。大腿骨が「く」の字に曲がっている部分の大腿骨大転子も重要だ。3番ボックスの端は大腿骨大転子にあたる。ここは関節ではない点に注意。関節は大腿骨頭の方だ。足を横に開くと、大腿骨頭を中心に動いているのが分かる。ここを軸にして足が横に開く。

男女の違いを見てみよう。女性は大腿骨大転子がボックスの外側に重なるように描く(つまり大腿骨頭と大腿骨大転子の間の距離=首が長い)。大腿骨大転子の内側の角度は男性のほうが大きく女性の方が小さい。女性の方が角度が小さいのは、開いた時に股が開くためだ。大腿骨大転子は男性は外側から触ることができるが女性は皮下脂肪に覆われているため触れない。足を横に広げた場合も男性は大腿骨大転子が引っかかるシルエットになるが、女性は丸みがあるシルエットにになる点に気をつけよう。

側面から見たとき、厳密には違うが、図形化的には大腿骨大転子を軸にして構わない。前後に動かすときには大腿骨頭ではなく、大腿骨大転子が軸になって動くと考えよう。太ももの大腿骨はももの中心を通っていない。座るとおしりが椅子に触れるが、坐骨がまず下に来る。座るポーズでは坐骨が重要だ。もし坐骨がないとシルエットが変わってくる。

座ったときのシルエットと、立っているときのシルエットの比較。ももの長さが違うのがわかるだろう。これは肘のときにも説明したのと同じ理屈だ。肘の場合尺骨を基準として曲げると曲げたところで長さが変わることを説明した。太ももでも同じことが起こる。(つまり座ったときのほうが太ももが若干短く見える点に注意ということだ。)例えば片方の足を前に伸ばして、もう片方で立っているポーズの場合を描くとしよう。両方の足の長さが同じだと違和感の原因になってしまう。ここで覚えてほしいのはシルエットが変わっても骨の長さは変わらないということだ。人体は収縮と弛緩を繰り返すが骨は変わらない。骨を先に基準として描く理由がこれなのだ。

つまり座ったときの図形化には注意が必要だ。ももの付け根のラインが手前(膝側)にずれる。大腿骨を動かすときの注意点をもう一度見ていこう。正面から見て、横に足を広げたときには大腿骨頭が軸になって動く。横から見ると大腿骨大転子が軸になって動く。この違いにも注意だ。

実際に描いていこう。側面から。第3ボックスの比率なので縦は0.9。骨盤の稜線、尾骨、坐骨。下のボックスのラインを3等分したときの2つ目まで。前後の動きは大転子が軸になる。ゴルフクラブが後ろに伸びているようなこの形が大事。足が前に曲がったときでも骨の長さは変わらない。膝以下については次の章で見ていくので省略。足を前に伸ばすとおしりが前の方に引っ張られて尻のシルエットも小さくなる。(1/4)

前から見たナナメ45度。上前腸骨棘と恥骨結合、稜線、仙骨のラインをしっかり取ろう。大腿骨大転子を軸にして骨組みを描く。反対側は足を前に出す。上げた足の断面を見てみよう。膝のほうが四角形に近い断面になる。(2/4)

外側のナナメ45度。何度もいうが骨組みを先に書いて比率を考えていく。常に修正して注意深く観察しよう。ただ線を引くのではなく各ポイントにある点を結ぶ感じで。手前の足を上げてみよう。足を横に開くと筋肉が盛り上がってシルエットが変わる。うち太ももの流れも変わる。完全な円柱ではなく、少し内側に入っていく。(3/4)

骨盤の部分を後ろから見ていく。前後の動きなので恥骨結合が大腿骨大転子を基準にして動いている。そうすると楕円の軌道を描くから捉えやすい。足を動かしても尻のラインは変わらない。足を前に伸ばすときの体積が変わるだけだ。(4/4)

ここまでいろいろな角度から見たときの立体感を確認してきたが、結局は骨組みがベースになる。そして太ももを動かすには常に骨盤が軸になるが、一方で尻は中の骨盤だけが骨であって、外側のシルエットを形作っているのは脂肪や筋肉であり、それらは動勢によって変化するということを覚えておいてほしい。

ドローイング終了:骨盤~足の部分は特に苦手とするところなので克服したい。

また、12月は時間が取れないので暫く更新頻度は低下する。

2024-12-17|
関連記事

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

このサイトはスパムを低減するために Akismet を使っています。コメントデータの処理方法の詳細はこちらをご覧ください