キムラッキ先生「人体図形化ドローイング入門」(全27講 44時間 41分)を購入したので消化していきます。今回はchapter9 男女の顔。coloso規約によりノートは一応モザイクを掛けます。後はあまり詳しく書くとなんか言われそうなので以下メモ書き程度。
また受講にあたってはchapter1からchapter5までは後回しにする。というのも最初は透視遠近法の話だからだ。chapter6から人体のドローイングになるので、私のモチベーション的にまずそこから進めて、chapter1から5を最後に回す。
私はノートを取らないと寝てしまう性格なので、できる限りノートを取っている….が、coloso規約によりノートには一応モザイクをかけている。というのも、″作品″はアップしていいよと規約に書いてあるが、それ以外については書いていないからだ。深読みしすぎかもしれないが、″作品以外については″アップするなと読むこともできる。つまりそこら辺はグレーゾーンなので深く立ち入ることはしない。モザイクをかけたノートに意味があるのかは分からないが、どちらかというと私自身の寝落ち防止&モチベ維持の意味が大きい。その点はご容赦いただきたい。(人体ドローイングの作品はそのままアップすることが多いだろう。)
今回は顔にフォーカスして図形化したやり方を解説。まず正面から。作家によって比率は微妙に異なる点に注意。前回も話したが、視聴者が一番見るのは顔だ。それは表情の変化から各種の情報を探るため、興味が特に向く対象だからだ。なので絵を描く時、丁寧にかかざるを得ない部分だ。ハコを描いて1/2から縦線と横線。(田んぼの田みたいに)そこから1/2部分だけしたに伸ばして顎のラインを作る。結果として3等分しているが、上の1/3点は眉、下の1/3点は鼻だ。首の長さは、顎の1/3をさらに同じ分だけ伸ばす。結果として4等分の比率になる。続いて頭のライン。頭頂部の輪郭を描いていく。女性の顔も同じ描き方だ。この時点で男性と違うのは眉のラインだということがわかる。
横顔でまずは男性から。ハコを描いて三等分、耳のラインを引いていくが、少し横長のハコでラインが中央より若干寄っている点に注意。首は前の方に傾くようにラインを作っていく。円柱に近いが首の後ろの線は曲がっている。後頭部は私達が思っている以上に出っ張っている。女性の顔も同じ。違いを見ると、眉から鼻までの長さが違うために、同じ比率の顎までの長さが変わり、結果として女性の顔のほうが長さが短いことがわかる。
斜め45度から見下ろしてみよう。当然2点透視になり、消失点が生まれるだろう。VPは水平方向の2点。すなわち立方体を水平からみているイメージ。顔の部分は食パンの丸い部分のように出っ張っている。(アルファベットのDの文字みたいになる。)首の前方は直線、後ろは曲線。顔を描くときは注意深く描かなければならない。少しの誤差だけで違う印象になってしまうからだ。
顔のパーツを描いていこう。目の位置。目をかくときはボックスで描く。眼と眼の間には、目ひとつ分の間隔がある。鼻と口、顎の位置を簡単に位置取ったら輪郭線を描いていこう。眉と鼻の先端の水平ラインに耳。目を基準にして出来る頬骨の位置で顔の正面と側面を分けることが出来る。実際には顔の面がくっきり別れているわけではないが、図形化するうえでは大切なのだ。ここをはっきりさせて眉毛のライン。眉を作るときは最初と最後の点を描いて結ぶ。首は胸鎖乳突筋のラインを描く。視覚的に胸鎖乳突筋は目につきやすい。
側面。男性はおでこの骨が出ている。鼻の穴は水平に。上唇とした唇が重なる点に気をつけよう。耳は少し斜めになっていることがわかるだろうか?正面と同じく側面と分けるとしたら頬骨のライン。首は喉仏が出っ張っている。
女性の顔。基本は男性と同じだが、目は男性よりも大きめに描く。眉は1/2地点よりも少し低く描く。結果としておでこは広くなって、鼻は短くなって、顎も短くなった。これは子供の顔の特徴でもある。比較的鼻と顎は、男性と比べると少し短めに描く。顎は尖りすぎないように。できるだけ角ばらず、しかしあまりに丸まっても不自然な感じになる。適度に男性より角ばらない程度、というふうに考えよう。(しかしその適度が難しいのだ…。)
横顔。男性と比べるとおでこは出っ張っていない。上唇はボックスの外にはみ出して、下唇はボックスの内側に凹む。角ばらずに曲線になるように。基本的には直線だが、伸びていて角ばらずに流れを整えていく。
斜め顔。目の位置、そして側面の鼻。常にこの真ん中のラインを意識しよう。客観性を維持する基準になるからだ。頬骨は前面と側面を分ける基準点になるから描いている。45度でこのラインを確認しておくと良い。顔を描くときは目などの細かいパーツはあとにして、先に顔全体の方向性やラインを把握するように努めよう。
ドローイング終了:パーツの位置取りが大切なことを学んだ。今まで感覚というか、何となく目や鼻のラインを取ってきたが、そろそろ理論に裏付けられたパーツの位置取りが出来るようになりたかったので、ラッキ先生のやり方を今後は真似していくことになるだろう。あと45度の角度って意外と反対側の顔の部分が見えていないことに気づいた。今まで45度の角度で描いてきたものは45度ではなかったのだ…。
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