艦これ活動休止します

8年間以上続けた艦隊これくしょん-艦これ-を休止します。

引退ではありません。引退できないのは、気持ちがまだはっきりと決められないからです。

スパッと辞めることができればいいのですが、まだ僕の中には未練に近い気持ちが残っています。それでも艦これというゲームを楽しめなくなっている気持ちのほうが大きいので、休止という形にします。

なぜ楽しめなくなったのか。理由を簡単に3つ述べます。

まず第一に、敵の理不尽なパワーアップについていけなくなりました。従来は強い敵を倒すために一生懸命編成を練り、装備は何にしようかなどと考えて他のプレイヤーと情報を交換するその過程も含めてイベントの楽しさというものがありました。しかし、前前回のイベントあたりから、敵が理不尽な強さになり、排除しきれない不確定要素が大きくなりすぎました。例えば今回のイベントE3-2では、ボスマス前のネ級改が先制雷撃を撃ってきますが、これは私達プレイヤーではどうしようも無い要因の一つです。単縦陣固定で先制雷撃を撃たれてきたらどうしようもありません。しかも、その先制雷撃を撃ってくる敵のHPが470/装甲244と強すぎるステータスです。これがボスマスにいるのならばまだ良いのですが、問題はこれがボスマス手前に配置されていることです。しかも2体。この不安要素を排除しようとするばらば、例えば道中支援と基地航空隊を送ることが挙げられますが、この2つの手段をもってしても良くて小破(あるいは中破)になるくらいで、基地を送っていようがいまいが、容赦なく先制雷撃を叩き込まれます。この問題を解決するために、他のプレイヤーはどうしているのか?殆どの方が課金アイテムである女神/ダメコンを使って大破しても大丈夫なようにしています。逆に言えば、この女神ないしダメコンを使わないとクリアできないほどの理不尽な難易度ということです。もちろん、このような課金アイテムを使わないでもクリアできるのですが、条件が厳しすぎると言うか、例えばT字不利を引いてボスマスで同航戦以上を引くなどの条件です。その条件を引くために、運がわるければ何回もプレイすることになります。敵のステータスが明らかにおかしいんですよね。

手前味噌ですが、仮にも8年以上やってきている(ケッコン艦146隻、装備改修は2014年実装当初から、ランカーは3ヶ月に1回とかで、甲種勲章22個の)僕でさえ、今回のE3-2道中は女神/ダメコンを使わないと突破できませんでした。それくらいの難しい難易度ということです。8年間積み上げてきた僕でさえ女神/ダメコンに頼らざるを得ない難しさならば、ここを無問題で突破出来る方は相当練度が高いか、とても運が良い方のどちらかでしょう。そのような鬼畜とも言える難易度のイベントを、心の底から楽しめるでしょうか?敵が強すぎて艦これの面白い部分が、ほとんど見いだせなくなってしまいました。なぜなら練度を上げても、編成を変えても、装備を変えても、キラ付けしても、結局道中で大破してしまうならば、意味なんて殆ど無いからです。

第二の理由は、ギミック、もといゴミックです。前回のイベント攻略記事最後にも書きましたが、ギミックって本当に必要ですかね?言葉が悪いですが、単なる嫌がらせにしか感じられません。第一ボスを倒したら第二ボス、第二ボスを倒したら第三ボス、第三ボスを倒したら第四ボスでいいんじゃないですか?なぜゴミのようなギミック(略してゴミック)を混ぜるのでしょうか?単なる作業ゲーというか、なぜこんなくだらないことに時間を使わなければならないのかという気持ちのほうが大きくなってしまい、いつからかイベントを楽しむことができなくなりました。百万歩譲ってギミックがあるにしても、なぜその情報が運営から開示されないのか疑問です。ギミック然り、特攻情報然り(しかも今回は装備まである)、なぜプレイヤーが闇の中を手探り状態でパズルみたいなものを解き明かして行かなければならないんでしょうか。艦これってそういうゲームだったんでしょうか。そんなゴミックを解き明かして楽しいですか?僕はまったく楽しくありません。しかもめっちゃ長い。

これら2つの理由について、確かにソーシャルゲームとして市場に提供する以上、ユーザーからのある種の”集金場所”が必要なのは分かります。しかしそれにしても、これらの仕様(ネ改の先制雷撃命中率97%でほぼこちら側が大破することや、ギミックだらけのイベント)はあまりにも酷です。見方にもよりますが、今回のイベントは良くも悪くもユーザーへのストレスのかけ方(≒課金への誘導の仕方)が露骨になってきており、そしてそれらが艦これの良い部分をすべて台無しにしているような印象を受けました。元々艦これの魅力の一つは課金しなくてもできることであり、時間をかければ、ある程度の段階まではストレスフリーで楽しむことが出来るように作られています。そのビジネス・モデルが2013年頃にヒットして、課金してくれれば更に快適にプレイできるということで、基本無課金で楽しみつつ、プラスアルファで課金したいというユーザーが主流になった訳なのですが…..。最近になってウマ娘のヒットなどに代表されるように、市場の状況がガチャなどの重課金方式に変わってきた(戻ってきた)というのもあって、艦これに於いてもプレイヤーへの課金の誘導の仕方が変わってきたのでしょうか?(あるいは変わらざるを得なかったか?)しかしイベントで集金場所を作るにしても、今回はやりすぎだったように感じられます。上手に課金に誘導出来ていません。残念な事に、そこがユーザーとの溝になりつつあります。

そして第三の理由であり最大の理由は、他の有意義なことに時間を使いたくなったからです。ここで勘違いしてほしくないのは、艦これ自体が不毛という訳ではないということです。実際に、僕は8年間もこのゲームを楽しんできましたし、このゲームを通じて多くのプレイヤーと交流することができました。これは艦これの醍醐味の一つでした。しかし、最近になって僕の中で、上で述べた理不尽な敵との戦闘や、ゴミックを解き明かす時間がつまらなくなってきたことへの不快感のほうが大きくなってしまいました。これは前からひっそりと胸の内に秘めていたことですが、僕の最近の気持ちは艦これの二次創作の方に強く惹かれています。例えばイラストです。多くの方が素晴らしいイラストをピクシブや、ニコニコ静画、ツイッターなどに投稿されており、「僕もそのような作品を作りたいな」という気持ちがありました。しかし実際問題、艦これをプレイしていくためには、日常的に遠征、演習、デイリー、ウィークリー、マンスリー、クオータリー任務、そしてイベントをこなしていく必要があります。求められる時間が多すぎるんですよね。あくまで僕の感覚ですが、1日最低でも90分は必要です。なので僕はサボり防止という意味も込めて、毎日ニコ生で90分放送していました。また、これがイベントになると1日中時間を取って攻略する場合もありました。艦これをプレイし続けていく以上、そこが足枷となり、他の好きな、あるいは興味のある分野に手が出せない状況が続いていました。ここで艦これを一旦休止することで、その時間を他のことに当ててみようという結論になったのです。そして、それでも気持ちが艦これの方に戻って来たら艦これを続けるし、他の有意義なことに使いたいという気持ちのほうが勝っていれば、そのままフェードアウトして引退します。ただ、繰り返しになりますが、あくまでも休止という形なので、アカウントはそのまま残しますし、1ヶ月くらい経ったらすんなりと復帰するかもしれません。そこは自分の気持がどうなるかわからない、というのが正直なところです。

艦これを辞めたとしてどこに行くのか?これは現時点での気持ちですが、二次創作関連(特にイラスト)の方に行きたいです。上のほうにもちょろっと書きましたが、艦これ、プリコネ、ウマ娘などのファンアートを見るのが以前からすきで、そのような心惹かれる作品を、見るだけではなく自分の手で作りたいという気持ちがずっと前からありました。1日中ピクシブを見ているときもありました。つまりファンアート、あるいは二次創作の作品を作りたい、練習したいという気持ちのほうが、艦これをプレイしたいという気持ちよりも相対的に大きいということです。仮に艦これを休止すれば、朝の90分の時間をイラスト練習などの時間に回すことができます。それを365日で32,850分≒22日分なので結構大きい時間です。

以上が艦これを休止する簡単な理由ですが、それに伴い、サボり防止のために行っていた配信は、イベントクリアをもって終了します。

しかし一方で艦これをプレイしてよかった事があります。それは二次創作という世界を知ることができたということと、同じプレイヤー達と交流できたということです。それまで僕は一次創作の世界しか知りませんでした。艦これをきっかけとしていろんな方が書いたイラストや動画作品を見ることになりましたし、そのおかげでいろんな人がいろんなキャラクターを好きになって、作品を作っていく、そんな二次創作の素晴らしい世界の楽しさを知ることができました。もしも艦これをプレイしていなければ、イラストやMMDの作品に興味を惹かれることは一生なかったでしょう。また、同じ艦これというコンテンツを好きになった人同士が集まる”配信”も、それまで知りませんでした。配信は有名な人だけがするものという固定観念があったためです。一般人なんかがゲーム配信しても面白くないだろうに、と考えていたのですが、ところがそれが面白いんですよね。艦これという媒体を通じて色んな人と交流できていることは、間違いなく艦これをやってよかったことの一つです。

そのような意味で、艦これというコンテンツはとても好きですし、感謝しています。

あとニコ生のコミュニティの方は、多分お絵かき配信になります。不定期にこそなりますが、イラスト配信とかやっていきたいので、フォローして頂ける方は、引き続きよろしくお願いします。

以上

 

2021/09/17 記載

2021/09/21 加筆・修正

2021-09-17|
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