続:拡張型心筋症による父の再入院ーインペラ手術

父が緊急手術をしてICUに入院してから24日が経ちました。とりあえずの経過報告を書いておきます。容態は前回とほぼ変わっていません。ICUで寝たきりです。ですがタイトルにもある通り、父は「インペラ手術」をしました。インペラ手術とは、簡単に言えば心臓の循環を良くするための手術です。

今から二日前、ICUに入院してから22日が経過した頃です。超音波検査によって、父の肺に水が溜まっていることが分かりました。原因には色々あるようですが、どうやら血液の循環が悪くなっているということが一つだそうです。父の心臓の血液循環が悪い、というのもあり、その対策を心臓血管外科の先生方で検討したところ、どうやら今回のインペラ手術が持ち上がったということでした。

この手術は最近になって我が国でも出来るようになった新しい手術です。お医者さんの説明を借りますが、インペラ手術とは”小さな掃除機を心臓の内側に埋め込むイメージ”です。インペラは長いホースになっており、足の付根から挿入してカテーテル方式で心臓部分まで届けます。そうすると先の先端から血液が吸い出され、そのまま大動脈まで到達して、血液の排出が促されるメカニズムです。

この手術をしてから、父の呼吸は安定しました。実は前回の記事を書いてから手術をする前まで、呼吸が安定していませんでした。息が浅い時と深い時に分かれていたのです。10秒間くらい息が浅く、それからしばらく深い息をするという具合でした。ですが今回の手術が終わって、そのようなことが無くなりました。恐らくは、このインペラ手術が一定の功を奏したのだと思われます。医療ってすげぇなあ、と感心させられます。

2019-07-28|
関連記事