牧田ゲニア先生「初めてのメカ絵:汎用性の高いメカデザイン術(以下 牧田ゲニアと呼ぶ、敬称略)」全20講 14時間 52分を受講した感想と良かったこと・イマイチだったことを描いてレビューとして総括する。
私は2021年の9月に本格的にイラスト勉強を始めたお絵描き5年目である。最初はyoutubeでお絵かき入門講座の動画を漁り、パルミーで1ヶ月受講、そこから教本を読み漁り、主にダテナオト先生の『解体新書』や『90日画力向上講座』を進めた後、再びパルミー1ヶ月を受講した。そこからcolosoでソジ1→ソンム1→Mark.J→ラッキ1→まきあっと→らんふ→牧田ゲニア の順番で受講した。今回は7つ目の講座となる。そのような奴が受講を終えてレビューしている、ということを念頭に置いて読み進めて欲しい。
また僭越ながらレビューさせていただくにあたって、最初に注意点を申し上げたい。この講座のレビューについてであるが、良いところ・悪いところを含めた感想を正直に書かせてもらう。なぜか?自腹で受講したからだ。このレビューは案件記事でもなければ、アフィリエイト記事でもない。私のブログを読んで皆さんが講座を買ったとしても私には1円も入らない。それでも「何をお前偉そうにレビューなんかして」という声が飛んできそうであるが、安くない金をきちんと払って最後まで受講した者としてレビューする権利くらいはあるだろうと申し上げておく。そもそもここは私のブログなのだ。自分のブログでの自分語りくらいは許してほしい。
結論から書くと、メカ絵初心者にとって分かりやすい講座だ。私の場合は無機物全般に対する苦手意識が強く、そこに対する取っ掛かりとして牧田先生を受講した。つまりメカ絵が描きたい!という積極的な理由ではなく無機物全般に対する苦手意識のようなものを無くしたいという、どちらかといえば消極的な理由で受講した。しかしそんな私でも途中で挫折すること無く、牧田先生の授業を通じてメカ絵の楽しさのようなものを味わうことができた。結果として当初の目的である無機物への苦手意識を減らすことができた。
さて、どんな講座にも良いところと悪いところが必ずある。私はレビューするにあたり大事にしているところは、良かったこと・悪かったことを自分なりの目線でしっかり書くということだ。良かったことだけ書いて悪かったことを書いていないレビューは個人的に全く信用できない。きちんと受講していれば、必ず大なり小なり気になる点が生じてくるからだ。良かったこと3つ。イマイチだったことを3つ書く。
良かった点から。
1つ目は完走のしやすさ。トータル約15時間で難易度も優しめ。1章にかける時間も短く、長いパートでも55分くらい。私のようにメカや機械に苦手意識がある人でも受講しやすい。講義を完走できたら自信にもなるし、そこを足がかりとして別の練習に繋げていくことができる。
2つ目、動画が全て念入りに作られていること。講義パートではスライドが予め準備されている。メイキングでは同時進行で口を動かしながら手を動かす、という形式ではなく予め録り溜めしておいた映像に後から音声を吹き込んでいる。これによって無言パートはほとんどなかったし、音声も聞き取りやすかった。
3つ目、ジャンルとコンセプトの話が大変参考になったこと。生成AIによって視聴者の目が肥えてきた結果、単に上手いイラストを描いても評価されない事が多くなった。じゃあどうすれば良いか?というと、視聴者に世界観が伝わるようなイラストが評価されるようになってきている点を挙げて、世界観を端的に表現するためにジャンルやコンセプトを定めようという話をしてくれた。今の時代上手いのは当たり前で、それに加えて演出の仕方が大事になってくるということだ。メカ絵を通じてジャンルとコンセプトを追求する楽しさを学ぶことができた。
反対にイマイチだった点。
1つ目は30分分割。らんふ先生の時と同様、メイキングで30分分割は見づらいだけだ。55分くらい通しで視聴させて欲しい。ただしこれはcoloso側の問題で牧田先生側の問題ではない。
2つ目は優れたデザインについての説明が希薄だった点。序盤で牧田先生はデザインは良いデザインと優れたデザインがあり、良いデザインよりも優れたデザインを目指して欲しいということを語っている。優れたデザインは言語化しにくいとしても、どのように「優れた」のか具体的な言及を避けていて、そこに関して概念が伝わってこなかったのが残念だった。優れた>良いということなのか?優れたデザインは機能的に優れているのか、それとも視覚的に優れているのか、普遍的にあるから優れているのか。例えばどんなデザインが良いデザインではなく優れたデザインといえるのか?私が思いついたのは信号機とお札だが(万人にその意味が伝わり至る所に普及していて機能性がある)、その感覚で合っているのか?牧田先生なりの優れたデザインについての解釈をもう少し掘り下げて欲しかった。
3つ目。カラーリングの解説があっさり気味だったこと。ラフ〜線画まではメカ絵特有の話が盛りだくさんだが、最後のカラーリングになると打ってかわって全体があっさり気味の解説に変わる。牧田先生の真意は分からないが、色塗りに関しては実は解説するところがほとんどなかったのかもしれない。ベタ絵塗って影つけて光つけて完成…で終わってしまった。一歩踏み込んでメカ絵に求められる技法の解説、ボディの材質にはこんな物があり、例えばメカに用いられる外装はカーボンやアルミがあり、創作上の概念では宇宙戦艦の装甲といったものまである…といった材質の表現方法や、それらの反射の仕方の違いだったり、カラーリングの解説がもう少し充実していたら更に良い講座になっただろう。
以上が良かった点、イマイチだった点だ。注意点としてイマイチだった点は「強いて言うならば」というニュアンスもあり、全体としての完成度の高さを損なうほどのものではない。
この講座のタイトルは「初めてのメカ絵」だが、その言葉通りメカ入門者に分かりやすい講座に仕上がっている。私自身もメカ絵入門者だが、最初から最後まで挫折することなく楽しく受講できた。この講座をきっかけにメカだったり重火器類だったり、無機物全般を通じてイラストの世界観を表現できるようにステップアップしていきたい。
以上で牧田ゲニア先生の講座レビューを終わる。
2026年1月22日 記述
レビューはここまでとしたい。去年の最後にどんな講座を消化していこうというメモ的なものを書いたが、それを踏まえて次はホソンム先生1・2・3をまとめて受講することにした。coloso.側からホソンム先生のロードマップが配布されているので、それに則って進める。ボリュームも3講義分だから、順調に進めても5月-6月くらいに終われば早い方だろう。ただボリュームがありすぎると途中でモチベーションが低下してだれてしまいがちだ。ソンム1だけ2周目なので、そのアドバンテージを活かしながら、ドローイングスキルを磨いていきたい。週3-4くらいのペースで受講予定。週明けから再開予定。






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