本格水冷PCのメンテ

前回のPCメンテから数ヶ月が経過しました。ここらへんで、自作PCのメンテをしてたので記録として残しておきます。

前回からの変更点は以下の通りです。

①メモリの追加/変更

②冷却液の交換

③キャプチャーボードの追加

他にもCPUグリスを換えたりしたのですが、それはまた別の記事として書きます。

まず①について。悲しい話ですが、結局の所、CPUグリス(しかもシルバーグリス)がメモリの基盤部分に付着してしまい、それが悪さをしてしまったようで、メモリ3枚が認識できなくなってしまいました。某密林でメモリが安売りされていたというのもあり、LEDこそついていないものの、安い8GBのメモリを4枚買いました。

次に②について。冷却液を交換して、配管のレイアウトを少し換えました。それに伴い、右側についていた360mmラジエーターを取り外しました。なぜラジエーターを取り外したかというと、ポンプのパワーが足りそうになかったからです。冷却液の流れとして、今まではポンプ→フィルター→240mmラジエーター→マザボ(CPUとチップセット)→360mmラジエーター→リザーバという経路を辿っていました。しかし、この経路を辿ると、取り付けているポンプの力が追いつかず、フルパワーで回転させてやっと冷却液が回る….という具合でした(しかもフルパワーで回転させると結構うるさいです)。これは購入にあたって、事前にポンプの出力パワー等を確認していなかった僕に落ち度がありますが、闇の中を手探り状態で本格水冷PCを組み始めたので、そこまで意識が回らなかった、というのが正直なところです。

それと、もう一つの理由として、そもそもそこまでの冷却性能を要求する必要がないことに気が付きました。グラボを水冷化しているならまだしも、CPU(Ryzen7 3700X)とチップセット(x570)の冷却だけあれば240mmラジエーターだけで十分です。360mmラジエーターと240mmラジエーターを循環させたところで、所詮は自己満足に過ぎず、このような理由から、360mmラジエーターを取り外しました。そのため、配管のレイアウトを変更して、ポンプ/リザーバ→240mmラジエーター→CPU/チップセット→ポンプ/リザーバという割とシンプルな流れに変更しました。

前回交換した車のクーラント液については、その効果はなかなかで、もうこれで十分じゃないか、という気持ちになっています。よく冷やしてくれますし(それについては今度書きます)、何より安価です。更には、沈殿物なども生じません。これに伴って、配管に取り付けていたフィルターも外しています。というか、本格水冷用のクーラント液が高いだけというか、特に前回使った某サー○テイクの冷却液がひどいということがよく分かりました。高いくせにたいして冷えず、更には沈殿物生じるので注意が必要です。PC用のクーラント液を使うのならば、沈殿物が生じない透明のものを使ったほうがいいでしょう。

そして③について、キャプチャーボードの追加です。これは数年前に買って放置していたものですが、中古でPS4を買ったということもあって、PCのキャプチャーボードを経由して映像を取り込むのに使いました。

以上が主なメンテ内容です。

さて、これで自作PCは終わり…としたいのですが、実はまだ微妙に問題が残っています。それは裏配線です。写真右側、120mmの3つのLEDファンを、今回は光らせていません。というのは、LEDファンを6個光らせようとした場合、配線をものすごく複雑にしなければなならないからです。まだ詳細が把握しきれていませんが、6つのLEDファンをすべて光らせようとした場合、LEDハブ1個だけに6つのLED端子をつなぐと、全てが光らなくなります(恐らく電力供給の問題?)この原因が判明していないのですが、使っているLEDハブが壊れているのか、あるいはソフトウェア側に問題があるのか、あるいはそれ以外に問題があるのか…もう少し時間がかかりそうです。ちなみに前回は、裏配線をものすごい複雑にして、無理やりLEDをすべて光らせていました。なのでとりあえず保留として、左の3つだけを光らせることにしました。

あとは水流計です。写真中央にある、水車みたいにくるくる回って、冷却液が流れていることを確認できるものですが、これは当座の据え置きとして買ったものなので、温度や流量が細かく把握できる本格的なものを購入できたら、交換する予定です。ただこの水流計が、良さげなものがすべて売り切れてしまっているので、いつになるかは分かりません。

2020-05-22|
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